アプリケーションをビルドする前に、ビルド定義を作成する必要があります。 ビルド定義では、コンパイルする Eclipse プロジェクトと、ビルドが実行される条件を指定します。 ビルド定義を作成したら、ビルドをキューに配置できます。
Visual Studio 2005 Team Foundation Server のビルド定義を作成する場合は、ビルドを手動で実行する必要があります。 詳細については、「Visual Studio 2005 Team Foundation Server 用のビルドのキューへの登録」を参照してください。
Visual Studio 2005 Team Foundation Server のビルド定義を作成するには、次のタスクを実行します。
注意
このプロセスのセクションは順番に完了する必要があります。 タスクは読みやすさを考慮して、細かい手順に分かれています。
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、[ビルド定義の編集] アクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。 詳細については、Microsoft Web サイトの「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
ビルド構成の作成ウィザードの起動
チーム エクスプローラーで、ビルド定義を作成するチーム プロジェクトを展開します。
[ビルド] ノードを右クリックし、[ビルド定義の新規作成] をクリックします。
ビルド構成の作成ウィザードが表示されます。
[ウィザード] の一覧で、[既存の Ant Buildfile による MSBuild 構成] が強調表示されていることを確認します。
[次へ] をクリックします。
次に、ビルド定義の名前と説明を指定します。
ビルド定義の名前と説明の指定
[ビルド定義名] で、このビルド定義に付ける名前を入力します。
指定した名前は、チーム プロジェクト内で一意である必要があります。
(省略可能) [説明] に、このビルド定義の説明を入力します。
[次へ] をクリックします。
次に、ビルドに含めるワークスペース フォルダーを指定します。
ビルドに含める作業フォルダーの指定
[ビルド ワークスペース] タブで、ビルドに含めるフォルダーを指定します。 各パスは、$(SourceDir) として参照されるビルド エージェントのルート ビルド ディレクトリの下にある相対的な位置にマップされます。 ビルド エージェントは Windows オペレーティング システム上で実行されます。 そのため、[ローカル フォルダー] の相対パスは Windows ディレクトリの名前付け規則を使用して指定する必要があります。 たとえば、パスの区切り記号として円記号 (\) を使用する必要があります。 このようなマッピングは、Team Foundation ビルドで使用される、WorkspaceMappings.xml という名前のファイルを作成するために使用されます。
既定では、チーム プロジェクト全体が含まれますが、ビルド定義に必要なフォルダーのみを含めることを検討してください。 こうすることにより、ビルドを実行するためにバージョン管理からダウンロードされるファイルの数を少なくすることができます。
[作業フォルダー] を変更するには、次のいずれかのタスクを実行します。
Team Foundation Server ワークスペースの別の定義をコピーするには、[既存のワークスペースをコピー] をクリックし、コピーする Team Foundation Server ワークスペースを指定します。
新しい作業フォルダーを追加するには、[新しい作業フォルダーを入力するには、ここをクリックします] をクリックします。 追加する作業フォルダーごとに、[ソース管理フォルダー] と [ローカル フォルダー] を指定します。 参照ボタン (...) をクリックしてフォルダーを指定することもできます。
作業フォルダーを削除するには、削除するフォルダーを右クリックし、[削除] をクリックします。
[次へ] をクリックします。
次に、ビルド用の Ant ビルド ファイルを指定します。
このビルド用の Ant ビルド ファイルの指定
Ant ビルド ファイル (通常は build.xml) を指定する必要があります。 そうしない場合、ビルド処理中にビルド ファイルが見つからなくなるため、ビルドが失敗します。
[ビルド ファイル] で、バージョン管理サーバー上の Ant ビルド ファイルを指定します。
[次へ] をクリックします。
次に、ビルドの場所を指定します。
ビルドの場所の指定
[選択されたプロジェクトをビルドするコンピューターを指定してください] で、ビルドを実行するコンピューターの名前を指定します。
この名前は、Team Foundation Server のアプリケーション層でアドレス指定できる必要があります。 MyTfsServer などの短い名前を指定することも、MyTfsServer.MyCompany.com などの完全修飾ドメイン名を指定することもできます。
[選択されたコンピューター上のビルド ディレクトリ] で、ビルドを実行するために使用するビルド サーバー上の有効なディレクトリを指定します。
ビルド エージェントは Windows 上で実行されるため、有効な Windows パスを指定する必要があります。
[格納場所] に、Windows ファイル共有 (またはサーバー メッセージ ブロック共有) への有効なパスを入力します。 ビルド サーバーによって、ビルド出力がこのパスにコピーされます。
パスは、\\ServerName\Share のように、汎用名前付け規則 (UNC) 形式で指定する必要があります。
[完了] をクリックして、ビルド定義を Team Foundation Server に保存します。
後でビルド定義の変更が必要になった場合は、ビルド定義ファイルを変更する必要があります。 詳細については、「Visual Studio 2005 Team Foundation Server 用のビルド定義の修正」を参照してください。
参照
その他の技術情報
ビルド定義の作成と操作 (Team Explorer Everywhere)
ビルドの実行と監視 (Team Explorer Everywhere)
ビルド エクスプローラーの使用と、キューに登録されているビルド、実行中のビルド、および完了したビルドの表示および管理