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保留中の変更内容の送信および取り消し (Team Explorer Everywhere)

Team Foundation バージョン管理ファイルの変更をバージョン管理サーバーにチェックインするには、[保留中の変更] ビューまたは [チェックイン] ダイアログ ボックスを使用します。 変更はグループとしてチェックインされ、変更セットとしてサーバーで追跡されます。 チェックイン時は、説明コメントの追加、作業項目と変更セットの関連付け、およびチェックイン ポリシーへの準拠の確認を行うことができます。 サーバー管理者は、チェックイン プロセスのさまざまな要素をカスタマイズできます。

チェックイン プロセスの動作

チェックイン操作を開始すると、ソース ファイルの更新はグループとして成功するかまたはグループとして失敗します。 保留中の変更一覧のいずれかの変更をサーバーに送信できない場合 (競合などの理由から)、どの変更もコミットされず、変更セットも作成されません。

チェックイン操作中の操作:

  • チェックイン ポリシーに準拠しているかどうかを検証します。

  • 変更が、変更セットとしてサーバーにコミットされます。

  • チェックアウトされたファイルは読み取り専用状態に戻ります。 変更がサーバーに表示され、他のユーザーで取得できるようになります。

  • 電子メールが、チェックイン通知に登録しているチーム メンバーに配信されます。

    注意

    Team Explorer Everywhere 2010 で、チェックイン通知をサブスクライブすることはできません。 Team Foundation Server の別のクライアントを使用してサブスクリプションを構成すると、チェックインの発生時に電子メールを受け取ることができます。

  • 作業項目が更新されます。

チェックイン プロセスのカスタマイズ

Team Foundation の管理者は、特定のチーム プロジェクトに適用されるチェックイン メモおよびチェックイン ポリシーを構成できます。 詳細については、「品質ゲートの設定と適用 (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

一般的なタスク

タスク

関連する参照先

保留中の変更を表示および管理する: ローカルに保持される変更の種類とその管理方法について理解します。 1 つまたは複数のワークスペース内で、保留中のあらゆるチェックインの変更を特定します。 保留中の変更に関連付けられた作業項目を表示することもできます。

保留中の変更をチェックインする: 保留中の変更を確認したら、これらの変更をチェックインできます。 チェックイン プロセスの一環として、チェックイン メモまたは作業項目を変更セットと関連付けることができます。 変更が、チーム プロジェクトで定義されているチェックイン ポリシーに適合していない場合は、チェックイン ポリシーをオーバーライドすることもできます。 チェックイン ポリシーをオーバーライドするのは十分に検討した後のみに限定してください。 チェックイン ポリシーは、アプリケーションの品質、安定性、およびパフォーマンスを保護するために存在します。

不要な変更または誤った変更を解決する: 保留中の変更が不要であると判断できる場合があります。 このような保留中の変更は元に戻すことができます。

重要 :重要
不要な変更または誤った変更が既にチェックイン済みである場合、Team Explorer Everywhere 2010 を使用してこれらの変更をロールバックすることはできません。ロールバック操作を行うには、Visual Studio のコマンド ライン クライアントを使用する必要があります。

保留中の変更の種類

チェックインできる保留中の変更の種類について、次の表で示します。

保留中の変更

説明

追加

Team Foundation バージョン管理に追加したファイルは、保留中の追加変更として扱われます。

編集

ファイルをチェックアウトしてワークスペースで変更すると、Team Foundation はそのファイルを書き込み可能にし、ワークスペースの保留中の変更一覧に、編集の変更を追加します。

マージ

別々の分岐で行われた変更をマージすると、ワークスペースの保留中の変更一覧に、マージの変更が追加されます。

ロールバック

Visual Studio のコマンド ライン クライアントを使用すると、tf rollback コマンドを実行することにより、項目に対する変更セットの影響を除去できます。

メモメモ
Team Foundation Server のプラットフォーム間のコマンド ライン クライアントから rollback コマンドを使用することはできません。

このコマンドを実行すると、保留中の変更にロールバックが追加されます。 詳細については、「Rollback コマンド (Team Foundation バージョン管理)」を参照してください。

削除

Team Foundation バージョン管理でファイルを削除しても、削除がチェックインされるまでファイルがサーバーに保存されます。 詳細については、「バージョン管理されているファイルおよびフォルダーの移動、名前変更、および削除 (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

削除取り消し

ファイルの削除を取り消し、削除取り消しの変更をチェックインすると、チェックイン プロセス中にサーバーからファイルが復元されます。 詳細については、「Undelete コマンド」を参照してください。

名前の変更 (ファイルの移動を含む)

ファイルの移動または名前の変更を行うと、ローカル ディスク上で移動または名前の変更が行われますが、名前の変更をチェックインするまで、変更はサーバーに反映されません。 詳細については、「バージョン管理されているファイルおよびフォルダーの移動、名前変更、および削除 (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

分岐

分岐を分岐すると、サーバー上で直ちにその変更が実行されます。保留中の変更は生成されません。 ただし、フォルダーを分岐した場合、分岐の変更がチェックインされるまで、分岐操作はコミットされません。

詳細については、「ファイルおよびフォルダーの分岐 (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

重要 :重要
分岐操作で、ソースとターゲットのフォルダーを分岐に変換した場合、その変更は直接コミットされるため、チェックインの必要はありません。フォルダーを分岐に変換した場合、Team Explorer Everywhere を使用して元のフォルダーに変換することはできません。

種類

ファイルのエンコーディングを変更した場合、種類の変更をチェックインするまで、この操作はコミットされません。

参照

その他の技術情報

Team Foundation Server ワークスペースの操作 (Team Explorer Everywhere)

バージョン管理サーバーからのファイルのローカル コピーの取得 (Team Explorer Everywhere)

バージョン管理の使用 (Team Explorer Everywhere)