TryCatch アクティビティ デザイナー

TryCatch アクティビティ デザイナーは、TryCatch アクティビティを作成および構成するために使用します。

TryCatch アクティビティ

TryCatch アクティビティには、Try アクティビティ、Catch<TException>Try のコレクション、および アクティビティが含まれます。TException 型の Catch には、ExceptionType および Action が含まれます。これらの組み合わせによって、標準的な例外ベースのエラー処理機構が実装されます。TryCatch アクティビティは、対応する Try アクティビティの実行を試みます。Try アクティビティから例外がスローされた場合、TryCatch アクティビティは、その Catch<TException> コレクションを使用して例外を照合します。一致が見つかった場合は、対応する Catch<TException> の Action が、例外のエラー処理ロジックとして実行されます。最後には、例外がスローされたかどうかに関係なく、TryCatch アクティビティの Finally アクティビティが実行されます。

TryCatch アクティビティ デザイナーの使用

TryCatch アクティビティ デザイナーは、[ツールボックス] の [エラー処理] カテゴリにあります。[ツールボックス] にアクセスするには、ワークフロー デザイナーの左側にある [ツールボックス] タブをクリックします (または、[表示] メニューの [ツール バー] をクリックするか、Ctrl キーと Alt キーを押しながら X キーを押します)。

TryCatch アクティビティ デザイナーを [ツールボックス] からドラッグして、アクティビティを通常配置しているワークフロー デザイナーの任意の画面 (Sequence 内など) にドロップできます。この操作により、TryCatch の既定の DisplayName を持つ TryCatch アクティビティが作成されます。DisplayName 値は、TryCatch アクティビティ デザイナーのヘッダー、またはプロパティ グリッドの [DisplayName] ボックスで編集できます。それ以外のプロパティは、TryCatch アクティビティ デザイナーの画面上で編集する必要があります。

TryCatch デザイナーの右上隅にある展開ボタンをクリックすると、[Try]、[Catch]、および [Finally] の各ボックスが、展開されたビューに表示されます。catch を追加するには、TryCatch デザイナーの [新しい catch の追加] ボタンをクリックします。このボタンが、型のコンボ ボックスに変化します。例外の型を選択し、Enter キーを押して catch を追加します。Catch を追加すると、catch の領域が展開されるので、そこにアクティビティをドロップして catch の実行ロジックを定義できます。展開された catch 領域の右側にはテキスト ボックスが表示されます。このテキスト ボックスを使用して、例外変数に名前を付けることができます。この例外変数は、同じ Catch 内のアクティビティでのみ使用できます。

TryCatch デザイナーでは、Catch の編集はサポートされません。例外の型を変更する場合は、Catch を削除してから、新たに追加する必要があります。Catch を選択して直接削除できるほか、右クリックして表示されるコンテキスト メニューの [削除] メニューを使用して削除することもできます。

TryCatch のプロパティ

次の表に、TryCatch のプロパティと、デザイナーでのその使用方法を示します。

参照

概念

Rethrow アクティビティ デザイナー
Throw アクティビティ デザイナー

その他のリソース

コレクション アクティビティ デザイナー