RecognizerContext オブジェクトにより使用される擬似事実の文字列名を取得または設定します。
名前空間 : Microsoft.Ink
アセンブリ : Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)
構文
'宣言
Public Property Factoid As String
'使用
Dim instance As RecognizerContext
Dim value As String
value = instance.Factoid
instance.Factoid = value
public string Factoid { get; set; }
public:
property String^ Factoid {
String^ get ();
void set (String^ value);
}
/** @property */
public String get_Factoid()
/** @property */
public void set_Factoid(String value)
public function get Factoid () : String
public function set Factoid (value : String)
プロパティ値
型 : System.String
RecognizerContext オブジェクトにより使用される擬似事実の名前。
解説
擬似事実は、特定のフィールド内のインクにコンテキスト情報を提供します。擬似事実は、入力フィールドが既知の型の場合に指定します。たとえば、入力フィールドに日付が含まれている場合は、"(!IS_DATE)" の擬似事実値を指定します。
OR を使用して IS_DEFAULT 入力スコープを他の入力スコープと組み合わせると、句読点の有無に関係なく既定の言語モデルがサポートする任意の単一式 (システム辞書や日付からの 1 単語など) か、認識エンジンに渡された正規表現の残り部分を満たす任意の値のいずれかが、認識エンジンによって返されます。
コンテキストの正しい関連付けを確実に行うには、インクを初めて処理する前にこのプロパティを設定します。
Factoid プロパティは、Factoid オブジェクトではなく String を取得または返します。Factoid プロパティに設定可能な値の一覧については、InputScope 列挙体を参照してください。
擬似事実とその使用方法の詳細については、「Using Context to Improve Accuracy」を参照してください。サポートされる擬似事実の一覧については、InputScope を参照してください。
![]() |
---|
擬似事実の文字列表現では、大文字と小文字が区別されます。 |
Factoid プロパティの設定が成功するのは、Strokes プロパティが nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合のみです。Factoid プロパティを設定してから、Strokes コレクションを RecognizerContext の Strokes プロパティに結び付けるか、Strokes プロパティを null に設定してから、Factoid プロパティを設定し、Strokes コレクションを再度結び付ける必要があります。
例
この例では、RecognizerContext オブジェクトがインスタンス化され、Factoid プロパティが、郵便番号を優先するバイアス認識に設定されます。
Dim RC As RecognizerContext = New RecognizerContext()
RC.Factoid = "(!IS_ADDRESS_POSTALCODE)"
RecognizerContext RC = new RecognizerContext();
RC.Factoid = "(!IS_ADDRESS_POSTALCODE)";
プラットフォーム
Windows Vista
.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。
バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 3.0