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RecognizerContext クラス

インク認識の実行、認識結果の取得、および代替候補の取得の各機能を使用できます。RecognizerContext を使用すると、システムにインストールされたさまざまな認識エンジンは、インク認識を使用して入力を適切に処理することができます。

名前空間 :  Microsoft.Ink
アセンブリ :  Microsoft.Ink (Microsoft.Ink.dll 内)

構文

'宣言
<PermissionSetAttribute(SecurityAction.InheritanceDemand, Name := "FullTrust")> _
Public Class RecognizerContext _
    Implements ICloneable, IDisposable
'使用
Dim instance As RecognizerContext
[PermissionSetAttribute(SecurityAction.InheritanceDemand, Name = "FullTrust")]
public class RecognizerContext : ICloneable, 
    IDisposable
[PermissionSetAttribute(SecurityAction::InheritanceDemand, Name = L"FullTrust")]
public ref class RecognizerContext : ICloneable, 
    IDisposable
/** @attribute PermissionSetAttribute(SecurityAction.InheritanceDemand, Name = "FullTrust") */
public class RecognizerContext implements ICloneable, 
    IDisposable
public class RecognizerContext implements ICloneable, IDisposable

解説

ms552546.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif注意 :

メモリ リークを避けるため、イベント ハンドラが結合されているコレクションがスコープの外に出る前に、任意の RecognizerContext コレクションで Dispose メソッドを明示的に呼び出す必要があります。

認識の種類には、バックグラウンド (非同期) とフォアグラウンド (同期) の 2 つがあります。バックグラウンド認識は、BackgroundRecognize メソッドまたは BackgroundRecognizeWithAlternates メソッドの呼び出しによって開始され、バックグラウンド スレッドで発生し、イベント機構を使用してアプリケーションに結果を報告します。フォアグラウンド認識はすべての認識が完了するまで戻らないため、呼び出し元スレッドは認識イベントのリッスンを必要とせずに認識結果を使用できます。

インクはバックグラウンドで継続的に処理されます。RecognizerContext が参照する Strokes コレクションに Stroke が追加されると、Stroke は直ちに認識されます。詳細については、EndInkInput メソッドの「解説」を参照してください。

すべての認識は、認識エンジン コンテキストを通して発生します。コンテキストは、単一認識セッションの設定を定義します。コンテキストは認識する必要があるインクを受け取り、インク入力と認識出力の制約を定義します。コンテキストに設定できる制約には、言語、辞書、および使用中の構文が含まれます。

ms552546.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Strokes プロパティまたは CharacterAutoCompletion プロパティ以外のプロパティの設定は、Strokes コレクションが nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合にのみ成功します。他のプロパティを設定してから、Strokes コレクションを RecognizerContext に結び付けるか、Strokes コレクションを nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) に設定してから、他のプロパティを設定する必要があります。Strokes コレクションを nullnull 参照 (Visual Basic では Nothing) に設定してから、他のプロパティを設定する場合は、Strokes コレクションを再度結び付ける必要があります。これは、認識が、Strokes を RecognizerContext に割り当てた直後に開始されるためです。Recognize または BackgroundRecognize を呼び出した場合は、呼び出し結果が既に利用可能になっている可能性があります。

アプリケーションのパフォーマンスを改善するために、不要になった場合は RecognizerContext オブジェクトを手動で破棄してください。

継承階層

System.Object
  Microsoft.Ink.RecognizerContext

スレッド セーフ

この型のすべてのパブリック static (Visual Basic では Shared) メンバは、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows Vista

.NET Framework および .NET Compact Framework では、各プラットフォームのすべてのバージョンはサポートしていません。サポートされているバージョンについては、「.NET Framework システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 3.0

参照

参照

RecognizerContext メンバ

Microsoft.Ink 名前空間

Recognizer

Strokes