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ProcessThread.UserProcessorTime プロパティ

関連付けられたスレッドが、アプリケーションでコードを実行した時間を取得します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)

構文

'宣言
Public ReadOnly Property UserProcessorTime As TimeSpan
'使用
Dim instance As ProcessThread
Dim value As TimeSpan

value = instance.UserProcessorTime
public TimeSpan UserProcessorTime { get; }
public:
property TimeSpan UserProcessorTime {
    TimeSpan get ();
}
/** @property */
public TimeSpan get_UserProcessorTime ()
public function get UserProcessorTime () : TimeSpan

プロパティ値

スレッドによるコード実行がオペレーティング システム コアではなくアプリケーションで行われた時間を示す TimeSpan

例外

例外の種類 条件

Win32Exception

スレッド時間を取得できませんでした。

PlatformNotSupportedException

プラットフォームは、Windows 98 または Windows Millennium Edition です。

NotSupportedException

プロセスは、リモート コンピュータ上にあります。

解説

Windows NT はさまざまな保護機構を使用します。そのすべての根底に、ユーザー モードと特権モードの区別があります。UserProcessorTime は、アプリケーションの実行が、オペレーティング システム コア以外の場所でユーザー モードを使用して行われた時間に相当します。PrivilegedProcessorTime は、アプリケーションがシステム コアで特権モードを使用してコードを実行した時間に相当します。

ユーザー モードは、アプリケーションを 2 つの重要な方法で制限します。まず、アプリケーションは、周辺機器に直接アクセスできません。周辺機器のデータを取得または設定するには、オペレーティング システム コアを呼び出す必要があります。これによって、あるアプリケーションが別のアプリケーションが必要とする周辺機器のデータを破壊することを防ぎます。2 番目に、アプリケーションはオペレーティング システム自身が管理するデータの読み取りまたは変更ができません。この制限によって、アプリケーションが偶然または故意にコアを破損することを防ぎます。アプリケーションでオペレーティング システムに操作を実行させる必要がある場合は、システム ルーチンのいずれかを呼び出します。これらの特権モードへの移行の多くは、操作を実行した後、速やかにユーザー モードに戻ります。

プラットフォーム

Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目

ProcessThread クラス
ProcessThread メンバ
System.Diagnostics 名前空間
ProcessThread.PrivilegedProcessorTime プロパティ
ProcessThread.TotalProcessorTime プロパティ