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ProcessThread.PrivilegedProcessorTime プロパティ

スレッドが、オペレーティング システム コアでコードを実行した時間を取得します。

Public ReadOnly Property PrivilegedProcessorTime As TimeSpan
[C#]
public TimeSpan PrivilegedProcessorTime {get;}
[C++]
public: __property TimeSpan get_PrivilegedProcessorTime();
[JScript]
public function get PrivilegedProcessorTime() : TimeSpan;

プロパティ値

スレッドが、オペレーティング システム コアでコードを実行した時間を示す TimeSpan

解説

Windows NT はさまざまな保護機構を使用します。そのすべての根底に、ユーザー モードと特権モードの区別があります。 PrivilegedProcessorTime は、アプリケーションをオペレーティング システム コア内部で特権モードを使用して実行した時間に相当します。 UserProcessorTime プロパティは、アプリケーションがシステム コアの外でユーザー モードでコードを実行した時間を示します。

ユーザー モードは、アプリケーションを 2 つの重要な方法で制限します。まず、アプリケーションは、周辺機器に直接アクセスできません。周辺機器のデータを取得または設定するには、オペレーティング システム コアを呼び出す必要があります。これによって、あるアプリケーションが別のアプリケーションが必要とする周辺機器のデータを破壊することを防ぎます。2 番目に、アプリケーションはオペレーティング システム自身が管理するデータの読み取りまたは変更ができません。この制限によって、アプリケーションが偶然または故意にコアを破損することを防ぎます。アプリケーションでオペレーティング システムに操作を実行させる必要がある場合は、システム ルーチンのいずれかを呼び出します。これらの特権モードへの移行の多くは、操作を実行した後、速やかにユーザー モードに戻ります。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

ProcessThread クラス | ProcessThread メンバ | System.Diagnostics 名前空間 | UserProcessorTime | TotalProcessorTime