XmlMessageFormatter クラスの新しいインスタンスを初期化し、オブジェクト型の配列として渡された対象の型を設定します。
名前空間: System.Messaging
アセンブリ: System.Messaging (system.messaging.dll 内)
構文
'宣言
Public Sub New ( _
targetTypes As Type() _
)
'使用
Dim targetTypes As Type()
Dim instance As New XmlMessageFormatter(targetTypes)
public XmlMessageFormatter (
Type[] targetTypes
)
public:
XmlMessageFormatter (
array<Type^>^ targetTypes
)
public XmlMessageFormatter (
Type[] targetTypes
)
public function XmlMessageFormatter (
targetTypes : Type[]
)
パラメータ
- targetTypes
フォーマッタでメッセージから逆シリアル化できる型のセットを指定する Type 型の配列。
例外
例外の種類 | 条件 |
---|---|
targetTypes パラメータが null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。 |
解説
対象の型パラメータを使用するコンストラクタは、キューから読み取るときに最も頻繁に使用されます。書き込み時には、対象の型を指定する必要はありません。
この XmlMessageFormatter コンストラクタのオーバーロードは、targetTypes パラメータで渡された配列値を TargetTypes プロパティに設定します。このプロパティを設定すると、MessageQueue は、この XmlMessageFormatter インスタンスを使用して指定された型のオブジェクトが含まれているメッセージを読み取ることができます。
TargetTypeNames プロパティおよび TargetTypes プロパティの設定により、フォーマッタがメッセージの逆シリアル化時に一致させようとするスキーマが決まります。これにより、フォーマッタがメッセージ本文を解釈できます。
メッセージ本文でシリアル化されるインスタンスは、型配列で表されたスキーマの 1 つに従っている必要があります。Receive メソッドを使用してメッセージを読み取る場合は、識別されたスキーマに対応する型のオブジェクトがこのメソッドによって作成され、そこにメッセージ本文が読み込まれます。
キューから読み取るときに設定する必要があるのは、2 つのプロパティのうちの 1 つだけですが、両方を設定することもできます。型のセットとは、2 つのプロパティの型を結合したものです。どちらを使用するかは、アプリケーションによって異なります。メッセージ本文に、両方のプロパティの配列内のどの型ともスキーマが一致しない型が含まれている場合は、読み取り時に例外がスローされます。
TargetTypeNames ではなく TargetTypes を指定する場合は、読み取り時ではなくコンパイル時に型の存在を確認することで、エラーの可能性が抑制されます。TargetTypeNames では、すべてのエントリが完全に限定され、アセンブリ名が指定されている必要があります。さらに、複数のバージョンを同時に操作する場合は、対象の型名にバージョン番号も追加する必要があります。
TargetTypes を使用する場合は、次の C# コードで示される方法で、各オブジェクト (MyClass
など) をリストに追加できます。
TargetTypes = new Type[]{typeof(MyClass)}
.NET Framework のセキュリティ
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プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
バージョン情報
.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0
.NET Compact Framework
サポート対象 : 2.0
参照
関連項目
XmlMessageFormatter クラス
XmlMessageFormatter メンバ
System.Messaging 名前空間