このインターフェイスは、文字列を出力するために、デバッグ エンジン (DE) によってセッション デバッグ マネージャー (SDM) に送信されます。
構文
IDebugOutputStringEvent2 : IUnknown
実装側の注意
DE では、このインターフェイスを実装して、IDE の [出力] ウィンドウに文字列を送信します。 IDebugEvent2 インターフェイスを、このインターフェイスと同じオブジェクトに実装する必要があります。 IDebugEvent2 インターフェイスにアクセスするために SDM によって QueryInterface が使用されます。
呼び出し元に関する注意事項
DE では、このイベント オブジェクトを作成して送信し、[出力] ウィンドウに文字列を送信します。 このイベントは、SDM がデバッグ中のプログラムにアタッチされたときに提供される IDebugEventCallback2 コールバック関数を使用して送信されます。
Vtable 順序のメソッド
次の表に、IDebugOutputStringEvent2 のメソッドを示します。
| メソッド | 説明 |
|---|---|
| GetString | 表示可能なメッセージを取得します。 |
解説
たとえば、アンマネージド コードでは、デバッグされているプログラムで Win32 OutputDebugString 関数に文字列が送信されたときに、出力される文字列が生成されます。 この文字列は DE によってインターセプトされ、IDebugOutputStringEvent2 イベントとして SDM に送信されます。
ユーザーの応答を必要とするメッセージを送信するには、IDebugMessageEvent2 を使用します。
応答を必要としないエラー メッセージを送信するには、IDebugErrorEvent2 を使用します。
要件
ヘッダー: msdbg.h
名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll