Windows コモン コントロールは、ダイアログ ボックス、フォーム ビュー、レコード ビュー、ダイアログ テンプレートから作成されるウィンドウで使用できます。 次の手順は、わずかに変更するだけで、フォームでも使用できます。
手順
ダイアログ ボックスでコモン コントロールを使用するには
ダイアログ エディターを使用して、ダイアログ テンプレートにコントロールを配置します。
コントロールを示すメンバー変数をダイアログ クラスに追加します。 [メンバー変数] ダイアログ ボックスの [コントロール変数] を調べて、[カテゴリ] の該当する [コントロール] が選択されていることを確認します。
このコモン コントロールがプログラムに対する入力を提供する場合、ダイアログ クラスで追加のメンバー変数を宣言し、入力値を処理できるようにします。
注意
[クラス ビュー] のコンテキスト メニューでメンバー変数を追加することもできます。「メンバー変数の追加」を参照してください。
ダイアログ クラスの OnInitDialog で、コモン コントロールの初期条件を設定します。 前の手順で作成したメンバー変数を使用し、メンバー関数で初期値などの設定を実行します。 設定の詳細については、次のコントロールの説明を参照してください。
また、ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX: Dialog Data Exchange) でダイアログ ボックスのコントロールを初期化することもできます。
ダイアログ ボックス内のコントロールのハンドラーで、メンバー変数を使用してコントロールを操作します。 メソッドの詳細については、次のコントロールの説明を参照してください。
注意
メンバー変数は、ダイアログ ボックスが存在する間だけ存在します。 ダイアログ ボックスを閉じた後で、コントロールに対して入力値を問い合わせることはできません。 コモン コントロールの入力値を操作するには、ダイアログ クラスの OnOK をオーバーライドします。 このオーバーライドの中で、コントロールに対して入力値を問い合わせた後、その値をダイアログ クラスのメンバー変数に代入します。
注意
また、ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX) を使用してダイアログ ボックスの値を設定または取得することもできます。
解説
一部のコモン コントロールをダイアログ ボックスに追加すると、そのダイアログ ボックスが正しく機能しなくなります。 この状況に対処する方法の詳細については、「コントロールを追加してもダイアログ ボックスに表示されない」を参照してください。