CDaoQueryDef::Create

2011-08-09

新しく保存されるクエリ定義、または新しい一時的なクエリ定義を作成します。

virtual void Create( 
   LPCTSTR lpszName = NULL, 
   LPCTSTR lpszSQL = NULL  
);

パラメーター

lpszName
データベースに保存されるクエリの一意名。文字列の詳細については、DAO ヘルプの「CreateQueryDef Method」を参照してください。既定値である空文字列を渡すと、一時的なクエリ定義が作成されます。一時的なクエリは QueryDefs コレクションには保存されません。
lpszSQL
クエリを定義する SQL 文字列。既定値 NULL を渡すと、後から SetSQL を呼び出して、文字列を設定する必要があります。文字列が設定されるまでクエリは未定義になります。未定義のクエリを使ってレコードセットを開くこともできます。詳細については「解説」を参照してください。 SQL ステートメントは、QueryDefs コレクションにクエリ定義が追加される前に定義する必要があります。

解説

lpszName に名前を渡しておくと、その後 Append を呼び出してデータベースの QueryDefs コレクションにクエリ定義を保存できます。名前を渡さないと、オブジェクトは一時的なクエリ定義になり、保存されません。どちらの場合も、クエリ定義はオープン状態になるので、CDaoRecordset オブジェクトを作成したり、クエリ定義の Execute メンバー関数を呼び出したりするのに使えます。

lpszSQL に SQL ステートメントを渡さないと、Execute を使ったクエリの実行はできませんが、レコードセットの作成には使えます。この場合、MFC はレコードセットの既定の SQL ステートメントを使います。