このトピックの内容は、次の製品に該当します。
エディション |
Visual Basic |
C# |
C++ |
Web Developer |
---|---|---|---|---|
Express |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
[標準] |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Pro/Team |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
この例では、SQL CLR トリガーのデバッグ方法を示します。 AdventureWorks サンプル データベース (SQL Server 2005 と共にインストールされるデータベースの 1 つ) の Contact テーブルを使用します。 このサンプルを使用して、Insert ステートメントを使用する SQL CLR トリガーを Contact テーブル上に新しく作成してステップ インします。
SQL CLR オブジェクトをデバッグしようとしたときに "ユーザーによってキャンセルされました" というメッセージが表示された場合は、Visual Studio を実行しているコンピューターと SQL Server を実行しているコンピューターの両方を手動で構成する必要があります。 詳細については、「方法: Transact-SQL デバッグと SQL CLR デバッグを実行するためのコンピューターを構成する」を参照してください。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
SQL CLR トリガーをデバッグするには
新しい SQL CLR プロジェクトで、AdventureWorks データベースへの接続を確立します。 詳細については、「方法 : データベースへの接続します。」を参照してください。
後述する最初のサンプルにあるコードを使用して、新しいトリガーを作成し、iContact.cs と名前を付けます。 詳細については、「方法 : SQL Server プロジェクトの種類と開発します。」を参照してください。
トリガーを発生させてテストするスクリプトを追加します。 ソリューション エクスプローラーの TestScripts ディレクトリを右クリックし、[テスト スクリプトの追加] をクリックして、後述する 2 つ目のサンプルにあるコードを挿入します。 ファイルに truContact.sql と名前を付けて保存します。 ファイル名を右クリックし、[既定のデバッグ スクリプトの設定] をクリックします。
iContact.cs にブレークポイントを設定し、[デバッグ] メニューの [開始] をクリックして、プロジェクトのコンパイル、配置、単体テストを実行します。 黄色の矢印で表される命令ポインターがブレークポイントに表示されて、トリガーのデバッグが行われます。
いろいろなデバッグ機能を試してください。
SqlTriggerContext をインスタンス化するステートメントの次まで、ステップ実行します。
[ローカル] ウィンドウを開きます。 変数 triggContext (SqlTriggerContext) を開いて、メンバーを確認することもできます。 詳細については、「方法 : デバッガー変数ウィンドウを使用する」を参照してください。
注意
デバッガー ウィンドウの変数値を変更しても、サーバー上で変更内容が反映されない場合があります。 詳細については、「SQL デバッグの制約」を参照してください。
[デバッグ] メニューの [ステップ イン] をクリックして、ストアド プロシージャの 1 行をステップ実行します。 このステップ実行により、SqlPipe 型の sqlP 変数の値がインスタンス化されます。
[ウォッチ] ウィンドウを開きます。 [ウォッチ] ウィンドウの任意の場所に sqlP 変数をドラッグします。 ウォッチする変数のリストに追加されます。 詳細については、「方法 : デバッガー変数ウィンドウを使用する」を参照してください。
注意
[ウォッチ] ウィンドウでも変数の値を編集できます。
テキスト エディターで、最後の行を右クリックし、[ブレークポイントの挿入] をクリックします。
[デバッグ] メニューの [続行] をクリックすると、デバッガーで新しいブレークポイントまでのコードが実行されます。
トリガーのデバッグを終了するには、もう一度 [続行] をクリックします。 [出力] ウィンドウに、トリガーが正常に配置されたことを示すメッセージと、truContact.sql ファイルのコマンドを実行した結果が表示されます。
使用例
これは、この例で使用されるトリガーを作成するために必要なコードです。
using System;
using System.Data;
using System.Data.Sql;
using Microsoft.SqlServer.Server;
public partial class Triggers
{
// Enter existing table or view for the target and uncomment the attribute line.
[Microsoft.SqlServer.Server.SqlTrigger (Name="Trigger1", Target="primes", Event="FOR UPDATE")]
public static void Trigger1()
{
SqlTriggerContext triggContext = SqlContext.TriggerContext;
SqlPipe sqlP = SqlContext.Pipe;
sqlP.Send("primes inserted!");
}
}
トリガーを発生させるテスト スクリプトです。
UPDATE Person.Contact SET MiddleName = 'A' WHERE ContactID = 8