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クエリ条件の指定

クエリの条件を指定して、作業項目を検索できます。 異なる条件を使用することにより、自分に割り当てられている項目をチェックしたり、アクティブなタスクを特定したり、自分や自分のチームに割り当てられている機能のリストを表示したりできます。

すべての作業項目クエリは、1 つ以上の句で構成されており、各句にはフィールド、演算子、および値が含まれます。 作成したクエリの句やフィールドを追加、変更、およびグループ化することにより、ニーズに合った作業項目のセットをフィルター処理できます。

トピック目次

クエリの条件を指定するには、[クエリ結果] に作業項目の一覧が表示されるまで、次の手順を実行します。

  1. クエリの種類を選択する

  2. トップレベルの条件を指定する

  3. 句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除する

  4. クエリを実行する

  5. 条件を調整する

日付値、またはグループのメンバーシップに基づいてフィルター条件を指定する方法の詳細については、次の手順を参照してください。

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、読み取りユーザー グループのメンバーであるか、または [このノードの作業項目を表示します] のアクセス許可が、クエリの各チーム プロジェクトに対して [許可] に設定されている必要があります。 チーム クエリを保存するには、プロジェクト管理者グループのメンバーである必要があります。 詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

クエリの種類を選択する

クエリの種類を選択するには

  • チーム プロジェクトを開いて、[作業項目] ノード、[マイ クエリ] ノード、または [チーム クエリ] ノードを右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。

    新しいクエリが開きます。

    注意

    Eclipse 対応 Team Foundation Server プラグインでは、単純なリストのクエリのみがサポートされます。 多層のクエリを作成または変更する場合は、Team Foundation の別のクライアントを使用する必要があります。

トップレベルの条件を指定する

トップレベルの条件では、クエリ結果がチーム プロジェクトと作業項目の種類に限定されます。

注意

既定では、クエリは、現在のチーム プロジェクト (チーム プロジェクト = @Project) で、自分に割り当てられた (担当者 = @Me) すべての作業項目 (作業項目の種類 = [すべて]、および、状態 = [すべて]) を返します。

複数のチーム プロジェクトで作業している場合、1 つのクエリを使用してすべてのチーム プロジェクトを検索できることもあります。

トップレベルのフィルター条件を指定するには

  1. 検索する作業項目を含むチーム プロジェクトを指定します。

    • 現在のチーム プロジェクトで作業項目を検索する場合は、[チーム プロジェクト] [=] [@Project] とします。

    • 他のチーム プロジェクトの作業項目を検索する場合は、[チーム プロジェクト] フィールドの [値] 列にチーム プロジェクトの名前を入力します。

    • 複数のチーム プロジェクトで作業項目を検索する場合は、次の表に示す値を入力します。

      および/または

      フィールド

      演算子

      チーム プロジェクト

      In

      <最初のチーム プロジェクト名>, <2 つ目のチーム プロジェクト名>, ...

      チーム プロジェクトの名前はコンマ (,) を使用して区切ります。

  2. 検索する作業項目の種類を指定します。

    • すべての種類の作業項目を検索する場合は、[作業項目の種類] [=] [[すべて]] のままにしておきます。

    • 1 種類の作業項目を検索する場合は、[作業項目の種類] フィールドの [値] 列をクリックし、検索する作業項目の種類をクリックします。

    • 複数の種類の作業項目を検索する場合は、次の表に示す値を入力します。

      および/または

      フィールド

      演算子

      AND

      作業項目の種類

      In

      <最初の作業項目の種類>, <2 つ目の作業項目の種類>, ...

      作業項目の種類の名前はコンマ (,) を使用して区切ります。

    • 名前付きのカテゴリに属するすべての種類の作業項目を検索する場合は、次の表に示す値を入力します。

      および/または

      フィールド

      演算子

      AND

      作業項目の種類

      グループ内

      <この作業項目の種類の名前>

      作業項目の種類のカテゴリを定義する方法については、「作業項目の種類のカテゴリのカスタマイズ」を参照してください。

      トップレベルの条件の指定方法の詳細については、「Query Operators」を参照してください。

  3. ツール バーの [クエリの実行] をクリックし、必要とされる結果をクエリが返すことを確認します。

    または、クエリ ウィンドウを右クリックし、[クエリの実行] をクリックします。

  4. [ファイル] メニューの [保存] または [名前を付けて保存] をクリックします。

    または、Ctrl キーを押しながら S キーを押して保存します。

クエリ句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除する

各作業項目フィールドに対して新しい句を 1 つ追加して、クエリ結果を絞り込むことができます。 クエリから予期していた結果が得られなかった場合は、句の追加、削除、グループ化、またはグループ解除を行い、結果を絞り込むことができます。 句の要素については、「クエリ フィールド、演算子、値、および変数 (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

クエリ句はフィールド名、クエリ演算子、および値で構成されます。 有用な結果を得るために必要な句をいくつでも使用できます。

クエリ句をグループ化すると、クエリの残りの部分から分離した 1 つの単位として操作できます。 この方法は、数学の方程式や論理式の一部をかっこで囲むのと似ています。 句をグループ化する場合、グループ内の最初の句に対する AND または OR が、グループ全体に適用されます。

クエリ句を追加、削除、グループ化、またはグループ解除するには

  1. 次のいずれかの方法で句を追加します。

    1. クエリの最後の句の後ろに句を追加するには、左端の列のアスタリスク (*) をクリックします。

    2. 2 つの句の間に句を挿入するには、句を挿入する場所のすぐ下を右クリックし、[句の挿入] をクリックします。

      句の行が、ポインターを置いた場所の上に表示されます。

    3. 句を OR 句として扱うよう指定するには、[および/または] 列をクリックしてから、一覧の [OR] をクリックします。

      結果がこの句と前の句の両方に一致する必要がある場合は、[AND] をクリックします。 結果がこの句と前の句のいずれかに一致する必要がある場合 (両方の句に一致しなくてもよい場合) は、[OR] をクリックします。

    4. 次の表に示すように、[フィールド][演算子]、および [値] に各値を指定します。

      クエリ列

      使用方法

      フィールド

      検索する作業項目の種類のフィールドを指定します。 作業項目のセットは、フィールドに対して定義された演算子および値に基づいてフィルター処理されます。

      Alt キーを押しながら↓キーを押すか、指定するフィールド名を入力してください。

      演算子

      レコード内の指定したフィールドの値をクエリで比較する方法を指定します。 演算子の選択肢として、たとえば [=] (等しい)、[<>] (等しくない)、[>] (より大きい)、[<] (より小さい)、[>=] (以上)、[<=] (以下)、[次の値を含む]、[次の値を含まない]、[次の値に含まれる]、[次の値と等しかったことがある] があります。

      選択したフィールドで検索する値を指定します。

      一覧から値を指定できる場合は、矢印をクリックして、目的の値を指定します。 複数の値でフィルター処理する場合は、[次の値のいずれか] 演算子を使用して、値のコンマ区切りリストを指定します。 動的な値を指定するには、有効なクエリ変数を指定します。

      詳細については、「クエリ フィールド、演算子、値、および変数 (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

  2. クエリ句を削除するには、削除する句の行の左側を右クリックして、[句の削除] をクリックします。

  3. 句をグループ化するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ内で、Ctrl キーを押しながら各行の左端にあるセルをクリックして、グループに含めるクエリ句を指定します。

    2. 強調表示されている句を右クリックし、[句のグループ化] をクリックします。

    3. [および/または] 列の左端余白に角かっこが表示され、句がグループ化されたことが示されます。

  4. 句をグループ解除するには、次の手順を実行します。

    1. クエリ内で、Ctrl キーを押しながら各行の左端にあるセルをクリックして、グループ内のすべての句を強調表示します。

    2. グループを右クリックし、[句のグループ解除] をクリックします。

      クエリの左端余白に角かっこが表示されなくなり、句がグループ解除されます。

      注意

      [句のグループ解除] が使用できない場合は、クエリのグループに含まれる句の中に、強調表示されていないものがあります。 すべての句を強調表示してから、もう一度操作してください。

クエリを実行する

作業項目が変更され、条件に一致するようになったり条件に一致しなくなったりした場合は、クエリを再実行して結果を更新できます。

クエリを実行するには

  1. ツール バーの [クエリの実行] をクリックします。

    または、クエリを右クリックし、[クエリの実行] をクリックします。

    注意

    結果に表示される列や列の並べ替え方法は、検索中の作業項目に対して定義されているフィールドを追加すると変更できます。 詳細については、「列の追加、削除、順序変更、および並べ替え (Team Explorer Everywhere)」を参照してください。

  2. クエリ結果を確認します。 結果が検索条件と一致しない場合は、条件を見直し、変更します。

    注意

    Eclipse 対応 Team Foundation Server プラグインのこのリリースでは、実行中のクエリを取り消すことはできません。

条件を調整する

クエリの結果が予測と一致しない場合は、この手順を実行します。

クエリの条件を調整するには

  1. 各句が意図したとおりに定義されているかどうかを確認します。

  2. 各句の AND/OR の割り当てを確認します。

    予期していた数よりも多くの作業項目が結果に含まれる場合は、AND 句ではなく OR 句が使用されていることがあります。

  3. 句のグループ化を確認します。

  4. クエリで返される結果が多すぎる場合は、句を追加して、条件を絞り込みます。

日付と時刻の条件を指定する

特定の日付または特定の日付範囲内で変更された作業項目を検索できます。 クエリの範囲を限定すると、指定した日付または日付範囲に当てはまる結果だけが返されるので、パフォーマンスを向上できます。

今日変更された作業項目を検索するには

  1. 日付型の [フィールド] 列で、値を選択します。

    注意

    ほとんどの日付フィールドが、フィールド名に "日" を含んでいます。

  2. [演算子] 列で、[=] (等号) をクリックします。

  3. [値] 列で矢印をクリックし、今日の日付として [@Today] をクリックします。

    注意

    この変数を変更して、今日までの特定の日数以内に変更された作業項目を検索できます。 たとえば、[フィールド] 列を [アクティブ化された日] に、[演算子] 列を [>=] に、[値] 列を [@Today - 7] にそれぞれ設定すると、過去 1 週間に作成されたすべての項目を検索できます。

  4. ツール バーの [クエリの実行] をクリックし、クエリ結果を確認します。

    または、クエリ定義を右クリックし、[クエリの実行] をクリックします。

特定の日に変更された作業項目を検索するには

  1. クエリ句を追加または変更する、日付型の [フィールド] 列で値を選択します。

  2. [演算子] 列で、[=] (等号) をクリックします。

  3. [値] 列に、項目が変更された日付を入力します。

  4. ツール バーの [クエリの実行] をクリックし、クエリ結果を確認します。

    または、クエリ定義を右クリックし、[クエリの実行] をクリックします。

ある日付範囲内に変更された作業項目を検索するには

  1. クエリ句を追加または変更する、日付型の [フィールド] 列で値を選択します。

  2. [演算子] 列で、[>] (より大きい) をクリックするか [>=] (以上) をクリックし、範囲内の最も古い日付を指定します。

    範囲内の最も古い日に変更された項目を検索する場合は、[>=] (以上) を指定します。

  3. [値] 列に、範囲内の最も古い日付を入力します。

  4. 前のクエリ句のすぐ下に、もう 1 つのクエリ句を挿入します。

  5. [および/または] 割り当て列で、[AND] をクリックします。

  6. [演算子] 列で、[<] (より小さい) をクリックするか [<=] (以下) をクリックし、範囲内の最も新しい日付を指定します。

    範囲内の最も新しい日に変更された項目を検索する場合は、[<=] (以下) を指定します。

  7. [値] 列に、範囲内の最も新しい日付を指定します。

  8. 作成した 2 つの句をグループ化します。

  9. ツール バーの [クエリの実行] をクリックし、クエリ結果を確認します。

    または、クエリ定義を右クリックし、[クエリの実行] をクリックします。

グループへのメンバーシップに基づいてフィルターを指定する

[グループ内] 演算子または [グループ外] 演算子を使用すると、グループのメンバーである複数の値、またはグループのメンバーではない複数の値に基づいて、条件を指定できます。 グループの例としては、Team Foundation Server で定義される配布グループ、作業項目の種類のカテゴリ、またはレポートに割り当てられるすべてのアクティブなバグがあります。

グループに属する値に基づいて作業項目を検索するには

  1. 次の条件に一致する作業項目を検索できます。

    • プロジェクト管理者グループに属するユーザーに割り当てられている作業項目を検索するには、次の表に示す句を追加します。

      および/または

      フィールド

      演算子

      AND

      担当者

      グループ内

      プロジェクト管理者

    • 自分に直接報告するユーザーに割り当てられたアクティブな作業項目を検索するには、次の表に示す句を追加します。

      および/または

      フィールド

      演算子

      And

      状態

      =

      アクティブ

      AND

      担当者

      グループ内

      <直接報告者の配布グループ>

  2. ツール バーの [クエリの実行] をクリックし、クエリ結果を確認します。

    または、クエリ定義を右クリックし、[クエリの実行] をクリックします。

参照

その他の技術情報

クエリ フィールド、演算子、値、および変数 (Team Explorer Everywhere)

列の追加、削除、順序変更、および並べ替え (Team Explorer Everywhere)

作業項目クエリの保存、コピー、名前変更、および削除 (Team Explorer Everywhere)

作業項目の一覧表示 (既定の単純なリスト) (Team Explorer Everywhere)

バグ、タスク、およびその他の作業項目の検索 (Team Explorer Everywhere)