ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX) およびダイアログ データ バリデーション (DDV) 用に指定されたエディット コントロールを用意するために、フレームワークが呼び出します。
HWND PrepareEditCtrl(
int nIDC
);
パラメーター
- nIDC
DDX または DDV のために用意するエディット コントロールの ID。
戻り値
DDX または DDV のために用意するエディット コントロールの HWND を返します。
解説
エディット コントロール以外のコントロールを用意するときは PrepareCtrl 関数を使います。
この関数では、2 つのことを行います。 1 つは CDataExchange クラスにコントロールの HWND を格納します。 DDX または DDV が失敗すると、フレームワークはこのハンドルを使用して、直前にフォーカスがあったコントロールにフォーカスを戻します。 2 つ目は、データが交換または正当性チェックされるコントロールがエディット コントロールであることを示すフラグを CDataExchange クラスに設定します。
独自の DDX または DDV ルーチンを記述するときは、DDX を使ってデータを交換するか DDV を使ってデータの正当性をチェックするすべてのエディット コントロールに対して PrepareEditCtrl 関数を呼び出す必要があります。
独自の DDX および DDV ルーチンの記述方法の詳細については、「テクニカル ノート 26: DDX ルーチンおよび DDV ルーチン」を参照してください。 DDX と DDV の概要については、「ダイアログ データ エクスチェンジとダイアログ データ バリデーション」と「ダイアログ ボックス」を参照してください。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h