データ ソース コントロールまたはデータ バインド コントロールをサポートする基本的な 2 つのテクノロジを次に示します。
ADO
ADO は、OLE DB の COM ラッパーです。ADO を使用すると、データ アクセス アプリケーション (コンシューマー) を簡単に作成できます。 COM ベースの汎用データ アクセス技術である OLE DB を使用すると、ISAM (Indexed Sequential Access Method) および SQL ベースのデータベースのほか、あらゆるデータ ソースを利用できます。OLE DB プロバイダーは、さまざまなデータ ソースのデータにアクセスでき、SQL クエリのほか、プロバイダーで定義したクエリでも、データを取得できます。
RDO
RDO は、ODBC の COM ラッパーです。 ODBC は、C 言語ベースの API であり、汎用的な (異種データ ソース間での) データ アクセスを行うことができます。 ただし、RDO では、データ アクセス用のコマンド言語として、SQL を使用する必要があります。RDO ベースのデータ アクセス コントロールではなく ADO ベースのデータ アクセス コントロールを使用することをお勧めします。
ADO データ コントロールと RDO データ コントロールの主な相違点を次に示します。
データ バインド コントロール
RDO データ連結コントロールは、ICursor インターフェイスを使用します。一方、ADO データ連結コントロールは、OLE DB IRowset インターフェイスを使用します。 どちらのインターフェイスも、行セットを返します。RDO データ連結コントロールは、Visual Basic 向けにデザインされています。 したがって、RDO データ連結コントロールの一部の機能 (特に書式化機能) は、Visual C++ で作成したアプリケーションで利用できません。 ADO データ連結コントロールでは、このような問題はありません。
Data コントロール
ADO データ コントロールは、IDataSource インターフェイスを実装しています。RDO データ コントロールは、IVBDSC インターフェイスを実装しています。 IRowset インターフェイス ポインターを取得するには、IDataSource のメソッドを呼び出します。 同様に、ICursor インターフェイス ポインターを取得するには、IVBDSC のメソッドを呼び出します。