Visual C++ で ADO データ バインディングを使用するには、次の手順に従ってください。
ADO データ連結コントロールを追加します。
データ ソースをポイントします。
レコード ソース (SQL クエリまたはデータ取得言語) を指定します。
ADO データ連結コントロールを追加します。
この ADO データ連結コントロールを ADO データ コントロールに接続します。
ADO データ コントロールのレコード ソースに連結するフィールドを選択します。
Visual C++ で ADO データ連結を使用するには
MFC アプリケーション ウィザードで、MFC ダイアログ アプリケーションまたは MFC フォームビュー アプリケーションを作成します。
ダイアログ ボックスに Microsoft ADO データ コントロールを追加します。「Visual C++ アプリケーションにコントロールを挿入する」を参照してください。
ADO データ コントロールから OLE DB データ ソースをポイントします。
ADO データ コントロールを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[コントロール] タブで、[接続文字列を使用する] をクリックします。 指定されたプロバイダーを使用するか、そのプロバイダーを削除します。
[ビルド] をクリックします。 [接続文字列を使用する] でプロバイダーを削除した場合は、ここで新しいプロバイダーを定義できます。 プロバイダーの定義後に、ADO データ コントロールのプロパティに再度アクセスし、[ビルド] を再度クリックして、操作を続行します。
[接続文字列を使用する] でプロバイダーを定義してから [ビルド] をクリックした場合は、ここでデータ リンク プロパティを定義できます。 新しいリンクの作成ウィザードが表示されます。
必要に応じて [プロバイダー] を変更し、プロバイダーに合わせて [場所] および [データ ソース] の値を定義します。 たとえば、SQL Server プロバイダーを使用する場合は、[場所] でデータベース サーバーを指定し、[データ ソース] でデータベースを指定します。 ODBC プロバイダーを使用する場合は、ODBC DSN に合わせて [データ ソース] を設定します。
データ ソースによっては、[認証] タブをクリックし、[ユーザー名] および [パスワード] の値を設定する必要があります。
[接続] タブをクリックし、[接続のテスト] をクリックしてデータ ソースをテストします。 [結果] ウィンドウの最後までスクロールして、テストに合格したかどうかを調べてください。 不合格の場合は、データ ソースの構成を調べます。 一般的なエラーの原因には、無効なパスワードや、[場所] フィールドおよび [データ ソース] フィールドの正しくない値があります。
新しいリンクの作成ウィザードを終了し、ADO データ コントロールのプロパティ シートに戻ります。
RecordSource タブの [コマンド テキスト (SQL)] にクエリを入力します。 このクエリの結果にデータ連結コントロールを連結できます。 通常、クエリは SQL です。 ただし、SQL を使用しない OLE DB プロバイダーもあります。
必要に応じて、ADO データ コントロールのほかのプロパティを設定し、ADO データ コントロールのプロパティ シートを閉じます。
データ連結コントロールを追加します。 ここでは、DataGrid コントロールを追加します (DataGrid コントロールは、RDO DBGrid コントロールとは異なります)。
DataGrid のプロパティを設定します。
DataGrid を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[全ページ] タブをクリックし、DataSource プロパティを ADO データ コントロールに設定します。 DataSource プロパティのドロップダウン リストをクリックし、この ADO データ コントロールの ID を選択します。 既定の ID 名は、IDC_ADODC1 です。
Ctrl キーを押しながら T キーを押して、テスト モードを実行します。 データをスクロールできるようになります。 テスト モードを終了するには、Esc キーを押すか、ダイアログ ボックスを閉じます。
プログラムをコンパイルして実行すると、同じようにデータをスクロールできるようになります。