このトピックの内容は、次の製品に該当します。
エディション |
Visual Basic |
C# |
F# |
C++ |
Web Developer |
---|---|---|---|---|---|
Express |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Pro、Premium、Ultimate |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
このチュートリアルでは、ASP.NET Web アプリケーション (Web フォーム) をデバッグする方法について説明します。 実行の開始と終了の方法、ブレークポイントの設定方法、および [ウォッチ] ウィンドウでの変数の確認方法についても説明します。
注意
このチュートリアルを完了するには、サーバー コンピューターに対する管理者特権が必要です。 既定では、ASP.NET プロセス (aspnet_wp.exe または w3wp.exe) は、ASP.NET プロセスとして実行されます。 ASP.NET をデバッグするには、ASP.NET が実行されているコンピューターに対する管理者特権が必要です。詳細については、「ASP.NET のデバッグ : システム要件」を参照してください。
使用している設定またはエディションによっては、ヘルプの記載と異なるダイアログ ボックスやメニュー コマンドが表示される場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
Web フォームを作成するには
既に開いているソリューションがある場合は、そのソリューションを閉じます。
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[Web サイト] をクリックします。
[新しい Web サイト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[テンプレート] ペインの [ASP.NET Web サイト] をクリックします。
[場所] 行で、一覧の [HTTP] をクリックし、テキスト ボックスに「https://localhost/WebSite」と入力します。
[言語] ボックスの [Visual C#] または [Visual Basic] をクリックします。
[OK] をクリックします。
Visual Studio で新しいプロジェクトが作成され、既定の HTML ソース コードが表示されます。 また、IIS の [既定の Web サイト] の下に [Web サイト] という新しい仮想ディレクトリも作成されます。
下部の余白の [デザイン] タブをクリックします。
左のマージンにある [ツールボックス] タブをクリックするか、[表示] メニューから選択します。
ツールボックスが表示されます。
ツールボックスの Button コントロールをクリックし、メインのデザイン サーフェイス (Default.aspx) に追加します。
ツールボックスの Textbox コントロールをクリックし、メインのデザイン サーフェイス (Default.aspx) にドラッグします。
ドロップしたボタン コントロールをダブルクリックします。
これで、コード ページが表示されます。C# の場合は Default.aspx.cs、Visual Basic の場合は Default.aspx.vb です。 Button1_Click 関数の場所にカーソルがあります。
Button1_Click 関数に次のコードを追加します。
' Visual Basic TextBox1.Text = "Button was clicked!" // C# TextBox1.Text = "Button was clicked!";
[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。
プロジェクトがエラーのない状態でビルドされます。
これで、デバッグを開始する準備ができました。
Web フォームをデバッグするには
Default.aspx.cs または Default.aspx.vb ウィンドウで、テキストを追加した行の左の余白をクリックします。
' Visual Basic TextBox1.Text = "Button was clicked!" // C# textBox1.Text = "Button was clicked!";
赤い点が表示され、その行のテキストが赤く強調表示されます。 赤い点はブレークポイントを表します。 デバッガーを起動した状態でアプリケーションを実行すると、そのコードに達したときにデバッガーが実行を中断します。 アプリケーションの状態を表示し、デバッグできます。 詳細については、「ブレークポイント」を参照してください。
[デバッグ] メニューの [デバッグ開始] をクリックします。
[デバッグが無効です] ダイアログ ボックスが表示されます。 [デバッグを有効にするために Web.config ファイルを変更する] をオンにして、[OK] をクリックします。
Internet Explorer が起動し、デザインしたページが表示されます。
Internet Explorer で、作成したボタンをクリックします。
Visual Studio では、コード ページ Default.aspx.cs または Default.aspx.vb のブレークポイントを設定した行に移動します。 行は黄色で強調表示されます。 ここで、アプリケーションの変数を確認し、実行を制御できます。 アプリケーションの実行が中断され、コマンドの入力を待っている状態です。
[デバッグ] メニューの [ウィンドウ]、[ウォッチ] を順にクリックし、[ウォッチ 1] をクリックします。
ウォッチ ウィンドウに「TextBox1.Text」と入力します。
[ウォッチ] ウィンドウに変数 TextBox1.Text の値が表示されます。
""
[デバッグ] メニューの [ステップ オーバー] をクリックします。
次のように、[ウォッチ] ウィンドウの TextBox1.Text の値が変更されます。
"Button was clicked!"
[デバッグ] メニューの [続行] をクリックします。
Internet Explorer で、作成したボタンを再度クリックします。
ブレークポイントで再度実行が中断されます。
Default.aspx.cs ウィンドウまたは Default.aspx.vb ウィンドウの左のマージンにある赤い点をクリックします。
ブレークポイントが削除されます。
[デバッグ] メニューの [デバッグの停止] をクリックします。
デバッグする Web フォームにアタッチするには
Visual Studio では、デバッガーを実行中のプロセスにアタッチできます。 デバッグの効率を最も高くするには、シンボル (PDB) ファイルを持つデバッグ バージョンとして実行可能ファイルをコンパイルします。
Default.aspx.cs ウィンドウまたは Default.aspx.vb ウィンドウの左のマージンをクリックして、追加した行に再度ブレークポイントを設定します。
' Visual Basic TextBox1.Text = "Button was clicked!" // C# textBox1.Text = "Button was clicked!";
[デバッグ] メニューの [デバッグなしで開始] をクリックします。
Internet Explorer で Web フォームが起動しますが、デバッガーはアタッチされません。
ASP.NET プロセスにアタッチします。 詳細については、「配置した Web アプリケーションのデバッグ」を参照してください。
Internet Explorer で、フォームのボタンをクリックします。
Visual Studio で、Default.aspx.cs、Default.aspx.vb、または Default.aspx のブレークポイントにヒットします。
デバッグが終了したら、[デバッグ] メニューの [デバッグの停止] をクリックします。