方法 : Visual Basic でディレクトリの属性を確認する

2011-08-15

GetDirectoryInfo メソッドは DirectoryInfo オブジェクトを返します。その Attributes プロパティを調べると、ディレクトリについての情報を確認できます。

次の表は、Attributes プロパティで使用する FileAttributes 列挙体のメンバーの一覧です。

Member	数値	説明
ReadOnly	1	ファイルは読み取り専用です。
Hidden	2	ファイルは隠しファイルであるため、通常のディレクトリ一覧には表示されません。
System	4	ファイルはシステムファイルです。このファイルは、オペレーティングシステムの一部であるか、またはオペレーティングシステムが排他的に使用します。
Directory	16	ファイルはディレクトリです。
Archive	32	ファイルのアーカイブ状態。アプリケーションは、ファイルにバックアップまたは削除のマークを付けるために、この属性を使います。
Device	64	使用しません。
Normal	128	ファイルは通常のファイルで、他の属性は設定されていません。この属性は、単独で使用された場合だけ有効です。
Temporary	256	ファイルは一時ファイルです。ファイルシステムは、すべてのデータをメモリに保持するよう試みて、すばやくアクセスできるようにします。一時ファイルは、不要になったときには削除する必要があります。
SparseFile	512	ファイルはスパースファイルです。スパースファイルは、通常は大きなファイルで、含まれているデータの大半はゼロです。
ReparsePoint	1024	ファイルにリパースポイントが含まれています。リパースポイントとは、ファイルまたはディレクトリと関連付けられている、ユーザー定義のデータのブロックです。
Compressed	2048	ファイルは圧縮ファイルです。
Offline	4096	ファイルはオフラインで、そのデータはすぐには利用できません。
NotContentIndexed	8192	ファイルは、オペレーティングシステムによるコンテンツインデックスサービスでインデックスされません。
Encrypted	16384	ファイルまたはディレクトリは暗号化されています。ファイルの場合は、ファイル内のすべてのデータが暗号化されていることを示します。ディレクトリの場合は、新たに作成されるファイルとディレクトリが既定で暗号化されることを示します。

ディレクトリが隠しディレクトリかどうかを判断するには

GetDirectoryInfo メソッドを使用して、DirectoryInfo オブジェクトを取得します。この例では、TestDir ディレクトリの DirectoryInfo を取得し、その DirectoryInfo オブジェクトから FileAttributes オブジェクトを取得して、これをチェックすることで、隠しディレクトリかどうかを判断します他の属性も同様の方法で調べることができます。
```
Dim checkFile As System.IO.DirectoryInfo
checkFile = My.Computer.FileSystem.GetDirectoryInfo("C:\TestDir")
Dim attributeReader As System.IO.FileAttributes
attributeReader = checkFile.Attributes

If (attributeReader And System.IO.FileAttributes.Hidden) > 0 Then
    MsgBox("Directory is hidden")
End If
```

参照

次の方法で共有

方法 : Visual Basic でディレクトリの属性を確認する

ディレクトリが隠しディレクトリかどうかを判断するには

参照

処理手順

参照

その他の技術情報

その他のリソース