GetFileInfo メソッドを使用すると、指定されたファイルに関する情報を格納している FileInfo オブジェクトを取得でき、その中に FileAttributes 列挙体が含まれています。
次の表は、FileAttributes のメンバーを示します。
Member |
説明 |
---|---|
Archive |
ファイルのアーカイブ状態。 アプリケーションは、ファイルにバックアップまたは削除のマークを付けるために、この属性を使います。 |
Compressed |
ファイルは圧縮ファイルです。 |
Device |
このメンバーは現時点では使用されていません。 |
Directory |
ファイルはディレクトリです。 |
Encrypted |
ファイルのすべてのデータは暗号化されています。 |
Hidden |
ファイルは隠しファイルであるため、通常のディレクトリ一覧には表示されません。 |
Normal |
ファイルには、他の属性は設定されていません。 |
NotContentIndexed |
ファイルは、オペレーティング システムによるコンテンツ インデックス サービスでインデックスされません。 |
Offline |
ファイルはオフラインです。 ファイルのデータはすぐには利用できません。 |
ReadOnly |
ファイルは読み取り専用です。 |
ReparsePoint |
ファイルにリパース ポイントが含まれています。リパース ポイントとは、ユーザー定義のデータのブロックです。 |
SparseFile |
ファイルはスパース ファイルです。 スパース ファイルは、通常は大きなファイルで、含まれているデータの大半はゼロです。 |
System |
ファイルはシステム ファイルです。 このファイルは、オペレーティング システムの一部であるか、またはオペレーティング システムが排他的に使用します。 |
Temporary |
一時ファイルです。 ファイル システムは、データを大容量ストレージにフラッシュするのではなく、すべてのデータをメモリに保持するよう試みて、すばやくアクセスできるようにします。 一時ファイルが不要になったら、アプリケーションが直ちに削除する必要があります。 |
ファイルが暗号化されているかどうかを確認するには
調べるファイルに対応する FileInfo オブジェクトを取得します。 この例では、Testfile.txt ファイルに対応する FileInfo を取得します。
Dim infoReader As System.IO.FileInfo infoReader = My.Computer.FileSystem.GetFileInfo("C:\testfile.txt")
FileInfo オブジェクトから FileAttributes オブジェクトを取得します。 この例では、FileInfo オブジェクトから FileAttributes を取得します。
Dim attributeReader As System.IO.FileAttributes attributeReader = infoReader.Attributes
FileAttributes を照会します。 この例では、ファイルが暗号化されているかどうかを確認し、それに応じた結果を表示します。
If (attributeReader And System.IO.FileAttributes.Encrypted) > 0 Then MsgBox("File is encrypted!") Else MsgBox("File is not encrypted!") End If
参照
処理手順
方法 : Visual Basic でファイルが隠しファイルかどうかを調べる