2 つの CrystalReportViewer コントロールの間で DrillDownSubreport イベントを同期させるために、2 番目のコントロールのデフォルトのイベント ハンドラとして機能します。
名前空間 CrystalDecisions.Web アセンブリ CrystalDecisions.Web (CrystalDecisions.Web.dll)
構文
'宣言
Public Overrideable Sub OnDrillDownSubreport ( _
ByVal source As Object, _
ByVal e As CrystalDecisions.Web.DrillSubreportEventArgs _
)
public virtual void OnDrillDownSubreport (
object source,
CrystalDecisions.Web.DrillSubreportEventArgs e
)
パラメータ
- source
CrystalReportViewer コントロール
- e
DrillDownSubreport イベントに関連するデータです。
解説
DrillDownSubreport イベントが 1 つ目の CrystalReportViewer（CrystalReportViewer1）で発生すると、OnDrillDownSubreport メソッドは、もう 1 つの CrystalReportViewer（CrystalReportViewer2）のデフォルトのイベント ハンドラとして機能します。この動作は、CrystalReportViewer1 で新規に作成する DrillSubreportEventHandler で、CrystalReportViewer2 の OnDrillDownSubreport メソッドのアドレスを引数として使用することによって実現されます。ユーザーが CrystalReportViewer1 内のサブレポートをドリル ダウンすると、CrystalReportViewer2 内のサブレポートには、CrystalReportViewer1 内のレポートのアクティビティが反映されます。CrystalReportViewer2 ではイベントが発生しないので、CrystalReportViewer2 内の DrillDownSubreport イベント コードは無視されます。ユーザーが CrystalReportViewer2 内のサブレポートをドリル ダウンすると、CrystalReportViewer2 の DrillDownSubreport イベントと後続のコードが実行されます。
この方法は、2 つのレポート間のデータを比較するときに利用できます。たとえば、Web アプリケーションで、2 つの月次売上レポート（12 月のレポートと 1 月のレポート）を表示するとします。12 月の売上レポート内のサブレポートがドリル ダウンされると、1 月のレポートに 12 月のレポートに対する操作が反映されます。ユーザーは、レポートごとに操作を繰り返さなくても、2 つのレポート間で売上高を比較できます。
バージョン情報
Crystal Reports Basic for Visual Studio 2008
サポートの開始： Crystal Reports for Visual Studio .NET 2002
参照
リファレンス
CrystalReportViewer クラス
CrystalReportViewer メンバ
CrystalDecisions.Web 名前空間