更新 : 2007 年 11 月
分散システム デザイナには、ホストしている ASP.NET アプリケーションに関連する IIS Web サーバーの 3 つの定義済み制約のセットが用意されています。これらの制約は、共通の ASP.NET 設定を一連の制約ダイアログ ボックスにまとめます。このダイアログ ボックスを使用すると、そのサーバーでホストされている Web アプリケーションの要件をすばやく指定できます。用意されている制約は次のとおりです。
[ASP.NET メンバシップ] - メンバシップおよび役割の管理要件を指定します。
[ASP.NET セキュリティ] - Web サーバーに必要な認証モードを指定します。たとえば、フォーム認証、Windows 認証、Passport 認証などです。
[ASP.NET セッション状態] - Web サーバーのセッション状態要件を指定します。たとえば、InProc などです。
ホストされている Web アプリケーションの認証プロトコルを制限するには
IIS Web サーバーを選択します。
設定および制約エディタを表示します。
[アプリケーションの制約] ノードの [ASP.NETWebApplication] チェック ボックスをオンにします。これで、ASP.NET Web アプリケーションを論理サーバーでホストできます。
Web アプリケーションがホストされないようにするには、チェック ボックスをオフにします。
[ASP.NET セキュリティ] チェック ボックスをオンにします。
[許可されたセキュリティ モード] で、IIS Web サーバーで許可する認証モードを選択します。
複数のセキュリティ モード オプションは同時に指定できません。認証プロバイダに [なし] を選択することにより、ユーザーが認証されないこと、またはカスタム認証コードの開発を計画していることを指定します。また、[フォーム] も選択した場合は、ホストされているアプリケーションがカスタム認証またはフォーム セキュリティを使用できることを指定します。[フォーム] が選択されている場合は、制約ダイアログ ボックスの [フォーム認証] セクションのオプションが有効になります。詳細については、「ASP.NET の認証」を参照してください。
ホストされている Web アプリケーションのメンバシップ プロバイダを制限するには
[制約] ノードの [ASP.NETWebApplication] チェック ボックスをオンにします。これで、ASP.NET Web アプリケーションを論理サーバーでホストできます。
[ASP.NET メンバシップ] チェック ボックスをオンにします。
[ロール管理プロバイダ] および [メンバシップ プロバイダ] で、IIS Web サーバーに適したプロバイダを選択します。
選択した特定のプロバイダについて、プロバイダ一覧の右にある追加のオプションを設定できます。詳細については、「メンバシップを使用したユーザーの管理」および「ロールを使用した承認の管理」を参照してください。
ホストされている Web アプリケーションの ASP.NET のセッション状態を制限するには
[制約] ノードの [ASP.NETWebApplication] チェック ボックスをオンにします。これで、ASP.NET Web アプリケーションを論理サーバーでホストできます。
[ASP.NET セッション状態] チェック ボックスをオンにします。
適切な設定を選択します。
ユーザー定義制約機能を使用して、Web アプリケーションに追加の制約を指定できます。詳細については、「方法 : ユーザー定義制約を作成する」を参照してください。