更新 : 2007 年 11 月
Microsoft Visual Studio Team System 2008 では、オフライン作業がサポートされます。Team Foundation Server に接続されていないときでも、バージョン管理されたソリューションで作業でき、サーバーが再び利用できる状態になったら、変更内容をバージョン管理にチェックインできます。詳細については、「方法 : サーバーを利用できない場合にオフラインで作業する」を参照してください。
Team Foundation ではサーバー ベースのオフライン サポートが提供されます。ソリューションがサーバーへの接続に失敗し、サーバーがオフラインとしてマークされると、それ以降、そのサーバーにバインドされた他のソリューションによる接続もすべて失敗します。Team Foundation Server が再び利用できる状態になっても、Team Foundation Server にバインドされたソリューションが明示的にオンラインに戻されるまで、サーバーとソリューションの間の切断状態は続きます。切断されたソリューションをオンラインに戻す方法の詳細な手順については、「方法 : サーバーを利用できない場合にオフラインで作業する」を参照してください。
オフラインのシナリオ
Team Foundation Server では、ソリューションが開かれるときに接続の状態が確認されます。Visual Studio Team System 2008 内で他のバージョン管理操作が実行されているときにサーバーへの接続が失敗しても、ソリューションの接続の状態は影響を受けません。Visual Studio Team System 2008 によって、各ソリューションの接続の状態が、ローカルにあるソリューションの .suo ファイルに格納されます。接続の状態は、各ソリューションがバインドされている Team Foundation Server コンピュータの Windows レジストリにも格納されます。
次に、Visual Studio Team System 2008 ソリューションがオンライン モードからオフライン モードに切り替わる 2 つのシナリオについて説明します。
Visual Studio から Team Foundation Server への接続が試行されるときに、ソリューションとサーバーの両方がオンラインとしてマークされていたにもかかわらず、サーバーへの接続が失敗した場合
- この場合、ソリューションと Team Foundation Server の両方がオフラインとしてマークされます。Visual Studio Team System 2008 のメッセージ ボックスが表示され、Team Foundation Server が利用できないこと、およびソリューションがオフラインで開かれることが示されます。また、サーバーへの接続が失敗したこと、およびソリューションがオフラインであることを示すメッセージが、Visual Studio Team System 2008 の出力ウィンドウに表示されます。
Team Foundation Server への接続を試みるときにソリューションはオンラインとしてマークされていたが、サーバーは既にオフラインとしてマークされていた場合
- この場合、ソリューションがオフラインとしてマークされます。また、ソリューションがオフラインであること、およびサーバーが利用できないことを示すメッセージが、Visual Studio Team System 2008 の出力ウィンドウに表示されます。ただし、メッセージ ボックスは表示されません。
オフライン ソリューションのサポートに関する設定
ローカル ソリューションのオフライン状態またはオンライン状態が、Team Foundation Server にバインドされた他のソリューションに依存しないように設定することをお勧めします。オンラインであるかオフラインであるかをソリューションごとに確認するように、Visual Studio Team System 2008 を構成できます。「方法 : Team Foundation の構成を変更してソリューション ベースのオフライン サポートを提供する」を参照してください。