更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic では、統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) 内のさまざまなタスクを、ショートカット キーを使用してすばやく実行できます。次の表では、このようなショートカット キーの一部について説明します。かっこの中は、同等の機能を持つコマンドの名前です。
Microsoft ダウンロード センターでは、Visual Basic の既定のショートカット キーがすべてタスク別にグループ化されたポスターをダウンロードできます。
編集
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
すべてのアウトラインの切り替え |
Ctrl + M、Ctrl + L |
既存のすべての領域について、折りたたんだ状態と展開した状態を切り替えます。(Edit.ToggleAllOutlining) |
現在の領域のアウトラインの切り替え |
Ctrl + M、Ctrl + M |
現在の領域について、折りたたんだ状態と展開した状態を切り替えます。(Edit.ToggleOutliningExpansion) |
コメント化およびコメント解除 |
Ctrl + K、Ctrl + C Ctrl + K、Ctrl + U |
現在の行または選択されているすべての行の先頭のアポストロフィ (') を、それぞれ挿入または削除します。(Edit.CommentSelection および Edit.UncommentSelection) |
元に戻す |
Ctrl + Z |
最後に行った操作を元に戻します。(Edit.Undo) |
やり直し |
Ctrl + Shift + Z |
最後に行った操作をやり直します。(Edit.Redo) |
行の切り取り |
Ctrl + Y |
現在のコード行を切り取ります。(Edit.LineCut) |
空白行の挿入 |
Ctrl + Enter Ctrl + Shift + Enter |
それぞれ、カーソル位置の上または下に空行を挿入します。(Edit.LineOpenAbove および Edit.LineOpenBelow) |
単語の選択 |
Ctrl + Shift + W |
カーソルを含む単語またはカーソルの右側にある単語を選択します。(Edit.SelectCurrentWord) |
単語の削除 |
Ctrl + BackSpace Ctrl + Del |
それぞれ、単語の先頭または末尾までを削除します。 (Edit.WordDeleteToStart および Edit.WordDeleteToEnd) |
大文字と小文字の変更 |
Ctrl + U Ctrl + Shift + U |
それぞれ、選択したテキストを小文字または大文字に変更します。(Edit.MakeLowercase および Edit.MakeUppercase) |
置換 |
Ctrl + H Ctrl + Shift + H |
それぞれ、[検索と置換] ダイアログ ボックスの [クイック置換] タブまたは [フォルダを指定して置換] タブを表示します。(Edit.Replace および Edit.ReplaceInFiles) |
選択範囲の拡張 |
Shift + Alt + ↑ Shift + Alt + ↓ |
それぞれ、カーソルを 1 行上または下へ移動して、行の選択範囲を拡張します。(Edit.LineUpExtendColumn および Edit.LineDownExtendColumn) |
コードの書式設定 |
Ctrl + K、Ctrl + D Ctrl + K、Ctrl + F |
それぞれ、現在のドキュメントまたは選択範囲の書式を設定します。(Edit.FormatDocument および Edit.FormatSelection) |
スマート タグの表示 |
Ctrl + ピリオド (.) Shift + Alt + F10 |
[スマート タグ] メニューで使用できるオプションを表示します。(View.ShowSmartTag) |
ヘルプ |
F1 |
現在のユーザー インターフェイス要素または選択されているコード項目やエラー メッセージに対応するヘルプ トピックを表示します。(Help.F1Help) |
ビルドおよびデバッグ
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
ソリューションのビルド |
Ctrl + Shift + B |
ソリューションに含まれるすべてのプロジェクトをビルドします。(Build.BuildSolution) |
デバッグの開始 |
F5 |
デバッガでアプリケーションを開始します。中断モードに入っているときにこのコマンドを呼び出すと、アプリケーションが次のブレークポイントまで実行されます。(Debug.Start) |
デバッグなしで開始 |
Ctrl + F5 |
デバッガを呼び出さないでアプリケーションを開始します。Web サイトのデバッグの場合は、F5 キーではなくこれを必ず使用してください。(Debug.StartWithoutDebugging) |
ステップ イン |
F8 または F11 |
一度に 1 ステートメントずつコードを実行し、メソッド呼び出しがある場合はその内部に入ります。(Debug.StepInto) |
ステップ アウト |
Ctrl + Shift + F8 Shift + F11 |
現在の実行ポイントがあるメソッドの残りの行を実行します。(Debug.StepOut) |
ステップ オーバー |
Shift + F8 F10 |
コードの次の行を実行しますが、メソッド呼び出しの中まではたどりません。(Debug.StepOver) |
デバッグの停止 |
Ctrl + Alt + Break |
デバッガでの現在のアプリケーションの実行を停止します。(Debug.StopDebugging) |
ブレークポイントの設定/解除 |
F9 |
現在の行のブレークポイントを設定または削除します。(Debug.ToggleBreakpoint) |
次のステートメントの設定 |
Ctrl + F9 |
選択したコード行から実行されるように設定します。(Debug.SetNextStatement) |
関数でのブレーク |
Ctrl + B |
[ブレークポイントの作成] ウィンドウを表示します。(Debug.BreakatFunction) |
プロセスへのアタッチ |
Ctrl + Alt + P |
[プロセスにアタッチ] ダイアログ ボックスを表示します。(Tools.AttachToProcess) |
データのヒントの透明化 |
Ctrl |
下にあるコードが見えるように、現在のデータのヒントを非表示にします。データのヒントがアクティブなときに実行する必要があります。 |
イミディエイト ウィンドウ |
Ctrl + G |
[イミディエイト] ウィンドウを表示します。(Debug.Immediate) |
[呼び出し履歴] ウィンドウ |
Ctrl + L |
[呼び出し履歴] ウィンドウを表示します。(Debug.CallStack) |
[クイック ウォッチ] ウィンドウ |
Shift + F9 |
[クイック ウォッチ] ダイアログ ボックスを表示します。(Debug.QuickWatch) |
ウィンドウ
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
ナビゲーション バー |
Ctrl + F2 |
コード エディタの上部にあるドロップダウン リストにカーソルを移動します。(Window.MoveToNavigationBar) |
オブジェクト ブラウザ |
F2 |
オブジェクト ブラウザを表示します。(View.ObjectBrowser) |
プロパティ ウィンドウ |
F4 |
現在選択している項目の [プロパティ] ウィンドウを表示します。(View.PropertiesWindow) |
ソリューション エクスプローラ |
Ctrl + R |
ソリューション エクスプローラを表示します。(View.SolutionExplorer) |
データ ソースの表示 |
Shift + Alt + D |
[データ ソース] ウィンドウを表示します。(Data.ShowDataSources) |
ツールボックス |
Ctrl + Alt + X |
ツールボックスを表示します。(View.Toolbox) |
エラー一覧 |
Ctrl + \、E |
[エラー一覧] を表示します。(View.ErrorList) |
ツール ウィンドウを閉じる |
Shift + Esc |
現在のツール ウィンドウを閉じます。(Window.CloseToolWindow) |
ドキュメント ウィンドウを閉じる |
Ctrl + F4 |
現在のタブを閉じます。(Window.CloseDocumentWindow) |
ナビゲーション
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
定義へ移動 |
F12 Shift + F12 |
選択したシンボルの宣言に移動します。(Edit.GoToDefinition) |
IDE ナビゲータ |
Ctrl + Tab |
最初のドキュメント ウィンドウを選択した状態で IDE ナビゲータを表示します。IDE ナビゲータは Windows ナビゲータ (Alt + Shift + Tab) と似た機能ですが、Visual Studio 内のファイルとツール ウィンドウのみが対象になります。(Window.NextDocumentWindowNav) |
開いているすべてのドキュメントの表示 |
Ctrl + Alt + ↓ |
開いているすべてのドキュメントをポップアップ リストに表示します。(Window.ShowEzMDIFileList) |
コードの表示 |
F7 |
選択した項目をコード ビューで表示します。(View.ViewCode) |
デザイナの表示 |
Shift + F7 |
選択した項目をデザイン ビューで表示します。(View.ViewDesigner) |
ブックマークの追加または削除 |
Ctrl + K、Ctrl + K |
現在の行のブックマークを設定または削除します。(Edit.ToggleBookmark) |
ブックマークへの移動 |
Ctrl + K、Ctrl + N Ctrl + K、Ctrl + P |
それぞれ、次または前のブックマークに移動します。(Edit.NextBookmark および Edit.PreviousBookmark) |
すべてのブックマークの削除 |
Ctrl + K、Ctrl + L |
すべてのブックマークを削除します。(Edit.ClearBookmarks) |
検索
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
シンボルの検索 |
Alt + F12 |
[シンボルの検索] ダイアログ ボックスを表示します。(Edit.FindSymbol) |
すべての参照の検索 |
Alt + Shift + F12 |
選択したシンボルへのすべての参照の一覧を表示します。(Edit.FindAllReferences) |
検索テキスト |
Ctrl + F Ctrl + Shift + F |
それぞれ、単一ファイルまたは複数ファイルを検索するための [検索と置換] ダイアログ ボックスを表示します。(Edit.Find および Edit.FindInFiles) |
次および前の結果 |
F3 Shift + F3 |
最後に検索したテキストについて、それぞれ次または前の出現箇所を検索します。(Edit.FindNext および Edit.FindPrevious) |
次および前の選択 |
Ctrl + F3 Ctrl + Shift + F3 |
現在選択中のテキストまたはカーソル位置の単語について、それぞれ次または前の出現箇所を検索します。(Edit.FindNextSelected および Edit.FindPreviousSelected) |
インクリメンタル検索 |
Alt + I Alt + Shift + I |
インクリメンタル検索 (前方および後方) をアクティブにします。何も入力しない場合は、前回の検索クエリが使用されます。(Edit.IncrementalSearch および Edit.ReverseIncrementalSearch) |
検索の停止 |
Alt + F3、S |
現在の [ファイル内の検索] 操作を中断します。(Edit.StopSearch) |
ファイル
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
新しいプロジェクト |
Ctrl + N Ctrl + Shift + N |
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスを表示します。(File.NewProject) |
プロジェクトを開く |
Ctrl + O Ctrl + Shift + O |
[プロジェクトを開く] ダイアログ ボックスを表示します。(File.OpenProject) |
新しい項目の追加 |
Ctrl + Shift + A |
[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスを表示します。(Project.AddNewItem) |
既存項目の追加 |
Ctrl + D |
[既存項目の追加] ダイアログ ボックスを表示します。(Project.AddExistingItem) |
スニペット
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
スニペットの挿入 |
「?」と入力して Tab キーを押す |
コード エディタでコード スニペット ピッカーを表示します。選択したコード スニペットはカーソル位置に挿入されます。(Edit.InsertSnippet) |
ショートカットからのスニペットの挿入 |
スニペットのショートカットを入力して Tab キーを押す |
展開されたコード スニペットを挿入します。(Edit.InvokeSnippetFromShortcut) |
プロパティ スニペットの挿入 |
「property」と入力して Tab キーを押す |
プロパティ スニペットを挿入します。(Edit.InvokeSnippetFromShortcut の例) |
For スニペットの挿入 |
「for」と入力して Tab キーを押す |
For...Next スニペットを挿入します。(Edit.InvokeSnippetFromShortcut の例) |
スニペットのショートカットの一覧表示 |
スニペットのショートカットの最初の数文字を入力し、「?」と入力して、Tab キーを押す |
コード スニペット ショートカット ピッカーを表示します。一覧では、プレフィックスに最も一致するショートカットが選択された状態になります。 |
代わりのスニペットの一覧表示 |
Ctrl + Space |
現在選択しているスニペットを置き換えるための IntelliSense コンプリート リストを呼び出します。 |
置換選択のエスケープ |
Esc |
現在のテキストの選択を解除します。もう一度 Esc キーを押すと、置換部分の選択が解除されます。境界を拡張しないで置換部分の最後に入力したい場合に便利です。 |
IntelliSense
タイトル |
ショートカット |
説明 |
|---|---|---|
フィルタされたリストの表示 |
Ctrl + J |
現在のカーソル位置に対する IntelliSense コンプリート リストを表示します。(Edit.ListMembers) |
グローバル リストの表示または単語の入力 |
Ctrl + Space |
アクティブなリストがないときに呼び出すと、現在のカーソル位置に対する IntelliSense コンプリート リストが表示されます。部分文字列が既に入力されていて、リストに一致するものがある場合は、リストを呼び出さずに単語が入力されます。フィルタされたリストがアクティブな場合に呼び出すと、グローバル リストに切り替わります。(Edit.CompleteWord) |
[共通] タブ |
Alt + コンマ (,) |
アクティブな IntelliSense リストのフィルタ レベルを [共通] タブに下げます。 |
[すべて] タブ |
Alt + ピリオド (.) |
アクティブな IntelliSense リストのフィルタ レベルを [すべて] タブに上げます。 |
上へ移動 |
Ctrl + PageUp |
IntelliSense コンプリート リストの最初の項目に移動します。 |
下へ移動 |
Ctrl + PageDown |
IntelliSense コンプリート リストの最後の項目に移動します。 |
項目のコミット |
Tab Space Enter |
現在選択されている項目をリストに挿入します。{、}、(、)、.、,、:、;、+、-、*、/、^、!、=、<、>、\ の各文字もコミットに使用できます。, : ; + - * / ^ ! = < > \ |
リストのエスケープ |
Esc |
IntelliSense コンプリート リストを閉じます。現在選択されている項目を挿入したくない場合に役立ちます。 |
次の手順
次の一連のレッスンでは、Visual Basic のコードを作成する方法について説明します。これらのレッスンには、変数、配列、比較、およびループについての概要の説明が含まれています。
次のレッスン : 「Visual Basic プログラミング言語の概要」
参照
処理手順
スマート コーディング : コードの記述を補助する IntelliSense を使用する