SQL Server には SQL Server Data Tools (SSDT) パッケージを開発するための Integration Services が用意されています。
Microsoft SQL Server データベースまたは SSIS パッケージ ストアにパッケージを展開する場合は、Integration Services サービスを使用してパッケージを管理します。 Integration Services サービスは SQL Server Management Studioでのみ使用できます。 サービスの詳細については、「 Integration Services Service (SSIS サービス)」を参照してください。 パッケージの展開の詳細については、「 パッケージの配置 (SSIS)」を参照してください。
Integration Services プロジェクトを Integration Services サーバーに展開する場合は、SQL Server Management Studio の Transact-SQL ビューとストアド プロシージャを使用してプロジェクトを管理します。 プロジェクトの配置の詳細については、「プロジェクト とパッケージの配置」を参照してください。 Integration Services サーバーの詳細については、「 Integration Services (SSIS) サーバー」を参照してください。
SQL Server Data Tools (SSDT) と SQL Server Management Studio の概要については、「 Integration Services (SSIS) と Studio 環境」を参照してください。
Integration Services プロジェクトについて
プロジェクトとは Integration Services パッケージを開発するコンテナーのことです。
SQL Server Data Tools (SSDT)では、 Integration Services プロジェクトにはパッケージに関連するファイルが格納され、グループ化されます。 たとえば、プロジェクトには、特定の抽出、変換、および読み込み (ETL) ソリューションの作成に必要なファイルが含まれます。
Integration Services プロジェクトを作成する前に、この種のプロジェクトの基本的な内容を理解しておく必要があります。 プロジェクトの内容を理解すれば、 Integration Services プロジェクトの作成および作業を開始することができます。
Integration Services プロジェクト内のフォルダー
次の図は、SQL Server Data Tools (SSDT) の Integration Services プロジェクト内のフォルダーを示しています。
次の表では、 Integration Services プロジェクトに表示されるフォルダーについて説明します。
| フォルダー | 説明 |
|---|---|
| SSIS パッケージ | パッケージが含まれます。 詳細については、「Integration Services (SSIS) パッケージ」を参照してください。 |
| その他 | パッケージ ファイル以外のファイルが含まれます。 |
Integration Services プロジェクト内のファイル
ソリューションに新規または既存の Integration Services プロジェクトを追加すると、SQL Server Data Tools (SSDT) によって、拡張子が .dtproj と .dtproj.user と .database のプロジェクト ファイルが作成されます。
*.dtproj ファイルには、プロジェクトの構成とパッケージなどの項目に関する情報が含まれています。
*.dtproj.user ファイルには、プロジェクトを操作するためのユーザー設定に関する情報が含まれています。
*.database ファイルには、Integration Services プロジェクトを開くために SQL Server Data Tools (SSDT) に必要な情報が含まれています。
ソリューションについて
ソリューションとは、エンド ツー エンドのビジネス ソリューションを開発するときに使用するプロジェクトを、グループ化して管理するコンテナーのことです。 ソリューションを使用すると、複数のプロジェクトを 1 単位として処理し、ビジネス ソリューションに役立つ 1 つ以上の関連プロジェクトをまとめることができます。
ソリューションには、さまざまな種類のプロジェクトを含めることができます。 SSIS デザイナーを使用して Integration Services パッケージを作成する場合は、 Integration Services で用意されているソリューション内の SQL Server Data Tools (SSDT)プロジェクトで作業します。
新しいソリューションを作成すると、SQL Server Data Tools (SSDT) によってソリューション フォルダーがソリューション エクスプローラーに追加され、拡張子が .sln および .suo のファイルが作成されます。
*.sln ファイルには、ソリューション構成に関する情報が含まれており、ソリューション内のプロジェクトが一覧表示されます。
*.suo ファイルには、ソリューションを操作するためのユーザー設定に関する情報が含まれています。
新しいプロジェクトを作成すると SQL Server Data Tools (SSDT) でソリューションが自動的に作成されますが、空白のソリューションを作成して、プロジェクトを後で追加することもできます。
注
既定では、SQL Server Data Tools (SSDT) で新しい Integration Services プロジェクトを作成すると、 ソリューションは [プロジェクト エクスプローラー ] ウィンドウに表示されません。 この既定の動作を変更するには、[ ツール ] メニューの [オプション] をクリックします。 [ オプション ] ダイアログ ボックスで、[ プロジェクトとソリューション] を展開し、[ 全般] をクリックします。 [全般] ページで、 [常にソリューションを表示]を選択します。
関連タスク
ソリューションで Integration Services プロジェクトを追加または削除する
新しい Integration Services プロジェクトを作成する
Integration Services プロジェクトに項目を追加する