Disable-JobTrigger

Disable-JobTrigger コマンドレットは、スケジュールされたジョブのジョブ トリガーを一時的に無効にします。 無効にすると、ジョブ トリガーのすべてのプロパティが保持されますが、ジョブ トリガーがスケジュールされたジョブを開始できなくなります。

このコマンドレットを使用するには、Get-JobTrigger コマンドレットを使用してジョブ トリガーを取得します。 次に、ジョブ トリガーをパイプして Disable-JobTrigger を するか、InputObject パラメーターを使用します。

ジョブ トリガーを無効にするには、Disable-JobTrigger コマンドレットによって、ジョブ トリガーの Enabled プロパティが$Falseに設定されます。 ジョブ トリガーを再度有効にするには、Enable-JobTrigger コマンドレットを使用して、ジョブ トリガーの Enabled プロパティを$Trueに設定します。 ジョブ トリガーを無効にしても、Disable-ScheduledJob コマンドレットによって実行されるなど、スケジュールされたジョブは無効になりませんが、すべてのジョブ トリガーを無効にすると、スケジュールされたジョブを無効にした場合と同じ効果が得られます。

スケジュールされたジョブを無効にするか、スケジュールされたジョブのすべてのジョブ トリガーを無効にした場合でも、Start-Job コマンドレットを使用してジョブを開始するか、無効にされたスケジュールされたジョブをテンプレートとして使用できます。

Disable-ScheduledJob は、Windows PowerShell に含まれる PSScheduledJob モジュール内のジョブ スケジューリング コマンドレットのコレクションの 1 つです。

スケジュールされたジョブの詳細については、PSScheduledJob モジュールの About トピックを参照してください。 PSScheduledJob モジュールをインポートし、「Get-Help about_Scheduled*」と入力するか、about_Scheduled_Jobsを参照してください。

このコマンドレットは、Windows PowerShell 3.0 で導入されました。

PS C:\> Get-JobTrigger -Name "Backup-Archives" -TriggerID 1 | Disable-JobTrigger

このコマンドは、ローカル コンピューターでスケジュールされた Backup-Archives ジョブの最初のトリガー (ID=1) を無効にします。

このコマンドでは、Get-JobTrigger コマンドレットを使用してジョブ トリガーを取得します。 パイプライン演算子は、ジョブ トリガーを無効にする Disable-JobTrigger コマンドレットに送信します。

The first command uses the Get-ScheduledJob cmdlet to get the Backup-Archives and Inventory scheduled jobs. A pipeline operator (|) sends the scheduled jobs to the Get-JobTrigger cmdlet, which gets all job triggers of the scheduled jobs. Another pipeline operator sends the job triggers to the **Disable-JobTrigger** cmdlet, which disables them.The first command uses the **Get-ScheduledJob** cmdlet to get the jobs, because its *Name* parameter takes multiple names.
PS C:\> Get-ScheduledJob -Name "Backup-Archives,Inventory" | Get-JobTrigger | Disable-JobTrigger

The second command displays the results. The command repeats the **Get-ScheduledJob** and **Get-JobTrigger** command. A pipeline operator sends the job triggers to the Format-Table cmdlet, which displays the job triggers in a table. The **Format-Table** command adds a JobName property that displays the value of the Name property of the scheduled job in the JobDefinition property of the job trigger object.
PS C:\> Get-ScheduledJob -Name "Backup-Archives,Inventory" | Get-JobTrigger | Format-Table -Property ID, Frequency, At, DaysOfWeek, Enabled, @{Label="JobName";Expression={$_.JobDefinition.Name}} -AutoSize
Id Frequency At                     DaysOfWeek Enabled JobName
-- --------- --                     ---------- ------- -------
1  Weekly    9/28/2011 3:00:00 AM   {Monday}   False   Backup-Archive
2  Daily     9/29/2011 1:00:00 AM              False   Backup-Archive
1  Weekly    10/20/2011 11:00:00 PM {Friday}   False   Inventory
1  Weekly    11/2/2011 2:00:00 PM   {Monday}   False   Inventory

これらのコマンドは、2 つのスケジュールされたジョブのすべてのジョブ トリガーを無効にし、結果を表示します。

PS C:\> Invoke-Command -ComputerName Server01 {Get-JobTrigger -Name DeployPackage | Where-Object {$_.Frequency -eq "Daily"} | Disable-JobTrigger}

このコマンドは、Server01 リモート コンピューター上の DeployPackage スケジュールされたジョブの毎日のジョブ トリガーを無効にします。

このコマンドでは、Invoke-Command コマンドレットを使用して、Server01 コンピューターでコマンドを実行します。 リモート コマンドは、Get-JobTrigger コマンドレットを使用して、DeployPackage のスケジュールされたジョブのジョブ トリガーを取得します。 パイプライン演算子は、ジョブ トリガーを Where-Object コマンドレットに送信し、毎日のジョブ トリガーのみを返します。 パイプライン オペレーターは、毎日のジョブ トリガーを無効にする Disable-JobTrigger コマンドレットに送信します。

ScheduledJobTrigger

ジョブ トリガーをパイプ処理して、Disable-JobTriggerを できます。

None

このコマンドレットは出力を生成しません。

• Disable-JobTrigger では、既に無効になっているジョブ トリガーを無効にしてもエラーや警告は生成されません。