この演習では、CLR に基づく、ロール ベースでクレーム ベースの承認を、「演習 1: 基本ワークフロー サービスの作成」で作成したワークフロー サービスに実装します。この 2 つの承認モデルは連携して、サービスへのアクセスのセキュリティを確保します。
ワークフロー サービスの場合、ロール ベースの承認は、PrincipalPermissionRole プロパティおよび PrincipalPermissionName プロパティに依存します。これらのプロパティは、現在のプリンシパルの ID が現在のアクセス許可で指定された ID と一致することを要求する、内部 PrincipalPermission オブジェクトを作成します。たとえば、特定の操作へのアクセスを、特定の NT アカウント グループに属するユーザーのみに許可することにより、アクセスを制限できます。
クレームは、メッセージに関して行われるアサーションです。これらのアサーションは、メッセージが WCF チャネル パイプラインをたどるときに、生成され、メッセージに保存されます。その後、一連のクレームは、アクティビティで指定された一連の要件と比較されます。要件それぞれに対してクレームが見つかり、正しく比較を行うことができれば、セキュリティ要件が満たされていると見なされます。
このセクションの内容
タスク 1: ワークフロー サービスでのロール ベース承認の有効化
タスク 2: ワークフロー サービスでのクレーム ベース承認の有効化
リファレンス
PrincipalPermissionRole
PrincipalPermissionName
PrincipalPermission
関連項目
Managing Claims and Authorization with the Identity Model
関連項目
その他の技術情報
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