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import

コンテナ スキーマによって参照されるスキーマ コンポーネントが含まれている名前空間を識別します。

<import
  id = ID 
  namespace = anyURI 
  schemaLocation = anyURI 
  {any attributes with non-schema Namespace}...>
Content: (annotation?)
</import>

属性

  • id
    この要素の ID。id の値は ID 型である必要があり、この要素を含んでいるドキュメント内で一意である必要があります。

    省略可能です。

  • namespace
    インポートされる名前空間への URI 参照。

    namespace 属性は、コンテナ スキーマ ドキュメントに、その名前空間のスキーマ コンポーネントへの参照を限定できることを示します (xmlns 属性で宣言した 1 つ以上のプリフィックスを使用します)。

    この属性が指定されていない場合は、コンテナ スキーマに、インポートされる名前空間内のコンポーネントへの参照を限定せずに含むことができます。

    省略可能です。

  • schemaLocation
    インポートされる名前空間のスキーマ ドキュメントの場所への URI 参照。

    この属性が指定されていない場合、作成者は、インポートされる名前空間のスキーマの識別を、コンテナ スキーマのインスタンスである XML ドキュメント、またはそのスキーマを処理するユーザーまたはアプリケーションが決定することを許可します。

    省略可能です。

要素情報

出現回数 無制限
親要素 schema
コンテンツ annotation

解説

include 要素と import 要素の違いは、import 要素が異なる対象名前空間を持つスキーマ ドキュメントからスキーマ コンポーネントへの参照を許可するのに対して、include 要素は同じ対象名前空間を持つ (または対象名前空間が指定されていない) 他のスキーマ ドキュメントからコンテナ スキーマにスキーマ コンポーネントを追加することです。つまり、import 要素を使用すると、任意のスキーマからのスキーマ コンポーネントを使用でき、include 要素を使用すると、インクルードされるスキーマのすべての構成要素をコンテナ スキーマに追加できます。

名前空間をインポートする例を次に示します。

<?xml version="1.0"?>
<xs:schema elementFormDefault="qualified" targetNamespace="http://www.w3.org/2001/05/XMLInfoset" xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
  <xs:import namespace="http://www.example.com/IPO" />
  <xs:include schemaLocation="example.xsd" />
</xs:schema>

参照

XML スキーマ リファレンス (XSD) | XML スキーマの要素 | include

詳細については、http://www.w3.org/TR/2001/REC-xmlschema-1-20010502/#element-import で、W3C『XML Schema Part 1: Structures Recommendation』を参照してください。