selector

ID 制約 (unique、key、keyref の各要素) 用の要素セットを選択する XML パス言語 (XPath) 式を指定します。

<selector
  id = ID 
  xpath = a subset of XPath expression 
  {any attributes with non-schema Namespace}...>
Content: (annotation?)
</selector>

属性

• id
  この要素の ID。id の値は ID 型である必要があり、この要素を含んでいるドキュメント内で一意である必要があります。

  省略可能です。

• xpath
  宣言する要素に対応する XPath 式。この式は、ID 制約の適用対象である子要素 (宣言する要素の子要素) を識別します。

  必ず指定します。

要素情報

解説

Selector ::= Path ( '|' Path )*  
Path ::= ('.//')? Step ( '/' Step )*  
Step ::= '.' | NameTest  
NameTest ::= QName | '*' | NCName ':' '*'  

メモ   XPath を使用するときは、完全限定名を使用する必要があります。たとえば、localName ではなく myNS:localName を使用します。

例

approved 属性を選択するフィールド要素を含むすべての expense 要素を選択する selector 要素のコード片を次に示します。

<selector xpath=".//expense"/>
<field xpath="@approved"/>

参照

XML スキーマ リファレンス (XSD) | XML スキーマの要素

詳細については、http://www.w3.org/TR/2001/REC-xmlschema-1-20010502/#element-selector で、W3C『XML Schema Part 1: Structures Recommendation』を参照してください。