2 つ以上の BizTalk アプリケーションの成果物間の依存関係は、アプリケーションの展開とメンテナンスに大きな影響を与える可能性があります。 成果物は、メッセージを正しく送信するために特定のパイプラインを使用する必要があるオーケストレーションなど、適切に機能するためにその成果物を使用する必要がある場合に、別の成果物に依存します。
アプリケーションで成果物を更新するには、まず、アプリケーションに依存する成果物と共に、成果物をデプロイ解除する必要があります。 依存関係を持つ成果物が同じアプリケーションに存在する場合、BizTalk Server は更新された成果物と依存する成果物の展開解除タスクと再展開タスクを自動的に処理します。 ただし、依存関係を持つ成果物が異なるアプリケーションに存在する場合は、そうではありません。 あるアプリケーションで成果物を更新し、別のアプリケーションの成果物に依存関係がある場合は、次のように依存成果物を手動でデプロイ解除して再デプロイする必要があります。
依存成果物を停止、登録解除、およびバインド解除します。
依存する成果物を更新します。
依存成果物をバインドし、登録し、起動します。
他の成果物が依存する成果物を更新する手動の手順を実行する必要を回避するために、依存関係を持つすべての成果物を同じアプリケーションにまとめて保持することができます。 ただし、ほとんどの種類の成果物は BizTalk グループ内で一意である必要があるため、これは常に可能であるとは限りません。 両方のアプリケーションに同じ成果物に依存する成果物が含まれている場合でも、同じグループ内の 2 つの異なるアプリケーションで同じ成果物を持つことはできません。 一意の成果物の問題の詳細については、BizTalk Server ヘルプの「アプリケーションまたはグループ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=155141) で一意である必要がある成果物」を参照してください。
必要な成果物を 1 つのアプリケーションに追加し、そのアプリケーションに依存する成果物を含む他のアプリケーションからそのアプリケーションへの参照を追加できます。 アプリケーションへの参照を追加すると、アプリケーション内の成果物は、参照するアプリケーション内の任意の成果物を使用できます。 参照を追加する手順については、BizTalk Server ヘルプの「別のアプリケーション (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=155011) への参照を追加する方法」を参照してください。
BizTalk アプリケーションで成果物を更新するタスクのチェックリストについては、BizTalk Server ヘルプの「 チェックリスト: BizTalk アプリケーションの成果物の更新 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=155647)」を参照してください。