この記事では、AzCopy コマンド ライン ユーティリティを使用して、Azure DevTest Labs のラボ ストレージ アカウントに VHD ファイルをアップロードする方法を説明します。 VHD ファイルをアップロードしたら、アップロードした VHD ファイルからカスタム イメージを作成し、そのイメージを使用して仮想マシンをプロビジョニングできます。
Azure のディスクと VHD の詳細については、「マネージド ディスクの概要」を参照してください。
注意
AzCopy は、Windows 限定のコマンド ライン ユーティリティです。
前提条件
- 最新バージョンの AzCopy をダウンロードしてインストールします。
AzCopy を使用してラボ ストレージ アカウントに VHD ファイルをアップロードするには、まず、Azure portal を使用してラボ ストレージ アカウント名を取得します。 次に、AzCopy を使用してファイルをアップロードします。
ラボ ストレージ アカウント名を取得する
ラボ ストレージ アカウントの名前を取得するには:
Azure portal にサインインします。
[すべてのリソース] を選択してから、ご使用のラボを選択します。
ラボのメニューの[設定] で [構成とポリシー] を選びます。
[アクティビティ ログ] の [仮想マシンのベース] のリソース メニューで、[カスタム イメージ] を選択します。
[カスタム イメージ] で [追加] を選択します。
[カスタム イメージ] ページの [VHD] の下で、[PowerShell を使用してイメージをアップロード] リンクを選択します。
[PowerShell を使用してイメージをアップロード] で、右にスクロールすると Add-AzureRmVhd コマンドレットへの呼び出しが表示されます。
-Destination
パラメーターには、BLOB コンテナーの URI が次の形式で含まれています。https://<storageAccountName>.blob.core.windows.net/uploads/...
次のセクションで使用するため、ストレージ アカウント URI をコピーします。
VHD ファイルのアップロード
AzCopy を使用して VHD ファイルをアップロードするには:
Windows でコマンド プロンプト ウィンドウを開き、AzCopy のインストール ディレクトリに移動します。
既定では、AzCopy は ProgramFiles(x86)\Microsoft SDKs\Azure\AzCopy にインストールされています。
必要に応じて、AzCopy のインストール先をシステム パスに追加できます。
コマンド プロンプトで、次のコマンドを実行します。 Azure portal からコピーしたストレージ アカウント キーと BLOB コンテナー URI を使用します。
vhdFileName
の値は引用符で囲む必要があります。AzCopy /Source:<sourceDirectory> /Dest:<blobContainerUri> /DestKey:<storageAccountKey> /Pattern:"<vhdFileName>" /BlobType:page
VHD ファイルのアップロードは、VHD ファイルのサイズと接続速度によっては、時間がかかる場合があります。
VHD ファイルのアップロードを自動化する
VHD ファイルのアップロードを自動化してカスタム イメージを作成するには、AzCopy を使用して、ラボに関連するストレージ アカウントに VHD ファイルをコピーまたはアップロードします。
ラボに関連付けられているコピー先ストレージ アカウントを検索するには、次の手順に従います。
- Azure portal にサインインします。
- 左側のメニューの [リソース グループ] を選択します。
- ラボに関連付けられているリソース グループを見つけて選択します。
- [概要] で、いずれかのストレージ アカウントを選択します。
- [BLOB] を選択します。
- 一覧内でアップロードを検索します。 存在しない場合は、手順 4. に戻り、別のストレージ アカウントを試します。
- AzCopy コマンドで、コピー先として URL を使用します。