この記事では、Web サイト証明書をローカル コンピューターの証明書ストアにインポートし、その証明書を Web サイトに割り当てる方法について説明します。
適用対象: サポートされているバージョンの Windows Server
元の KB 番号: 816794
証明書をインストールする
Windows インターネット インフォメーション サーバー (IIS) では、Secure Sockets Layer (SSL) 通信がサポートされています。 Web サイト全体、Web サイト上のフォルダー、またはサイト上のフォルダーにある特定のファイルには、セキュリティで保護された SSL 接続が必要な場合があります。 ただし、Web サーバーが SSL セッションをサポートするには、Web サイト証明書をインストールする必要があります。
次のいずれかの方法を使用して、IIS に証明書をインストールできます。
- IIS Web サーバー証明書ウィザードを使用してオンライン要求を行い、要求時に証明書をインストールします。
- IIS Web サーバー証明書ウィザードを使用してオフライン要求を行い、後で証明書を取得してインストールします。
- IIS Web サーバー証明書ウィザードを使用せずに証明書を要求します。
Note
2 番目または 3 番目の方法を使用する場合は、証明書を手動でインストールする必要があります。
Web サイト証明書をインストールするには、次のタスクを完了する必要があります。
- コンピューターの証明書ストアに証明書をインポートします。
- インストールされている証明書を Web サイトに割り当てます。
ローカル コンピューター ストアに証明書をインポートする
ローカル コンピューター ストアに証明書をインポートするには、次の手順に従います。
- Web サーバーで Start を選択し、 Run を選択します。
- [ 開く ] ボックスに「mmc」と入力し、 OK を選択します。
- [ File メニューの スナップインの追加と削除を選択します。
- [スナップインの追加と削除] ダイアログ ボックスで [追加] を選択します。
- スタンドアロン スナップインの追加 ダイアログ ボックスで、Certificatesを選択し、追加を選択します。
- Certificates スナップイン ダイアログ ボックスで、Computer accountを選択し、次を選択。
- コンピューターの選択] ダイアログ ボックスで、[ローカル コンピューター: (このコンソールが実行されているコンピューター) 選択し、Finishを選択します。
- [スタンドアロン スナップインの追加] ダイアログ ボックスで、[閉じる] を選択します。
- [スナップインの追加と削除] ダイアログ ボックスで [OK] を選択します。
- コンソールの左側のウィンドウで、 Certificates (ローカル コンピューター)をダブルクリックします。
- Personal を右クリックし、[すべてのタスク]をポイントし、[インポート]選択。
- 証明書のインポート ウィザードに移動します ページで次を選択します。
- File to Import ページで、Browse を選択し、証明書ファイルを見つけて、[次へ] を選択。
- 証明書にパスワードがある場合は、 Password ページにパスワードを入力し、 [次へ]を選択します。
- Certificate ストア ページで、 次のストア内のすべての証明書を配置を選択し、 Nextを選択します。
- [Finish] を選択し、OK を選択してインポートが成功したことを確認します。
インポートした証明書を Web サイトに割り当てる
- Start を選択し、Administrative Tools をポイントして、インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを選択します。
- 左側のウィンドウで、サーバーを選択します。
- 右側のウィンドウで、 Web サイトをダブルクリックします。
- 右側のウィンドウで、証明書を割り当てる Web サイトを右クリックし、 Properties を選択します。
- Directory Securityを選択し、Server Certificateを選択します。
- [Web 証明書ウィザードのページで、[次へを選択します。
- [ Server 証明書 ] ページで、[既存の証明書 割り当て] を選択し、[次へ を選択。
- [ 利用可能な証明書 ] ページで、この Web サイトに割り当てるインストール済みの証明書を選択し、[次へ ] を選択。
- [ SSL ポート ページで、SSL ポート番号を構成します。 既定のポート 443 は、ほとんどの状況に適しています。
- [次へ] を選択します。
- Certificate の概要 ページで、証明書に関する情報を確認し、次を選択。
- Web サーバー証明書ウィザードの完了 ページで、Finishを選択し、OK を選択します。
セキュリティで保護された通信を使用するように Web サイト要素を構成できるようになりました。