この記事は、 OLE DB プロバイダー SQLOLEDB のエラー メッセージが分散トランザクションを開始できなかったという問題を回避するのに役立ちます。
元の製品バージョン: SQL Server
元の KB 番号: 816701
現象
Microsoft SQL Server を使用して、Windows Server を実行しているリンク サーバー間で分散トランザクションを開始しようとすると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
OLE DB プロバイダー SQLOLEDB が分散トランザクションを開始できませんでした
OLE DB プロバイダー コンピューターに次のメッセージが表示されることがあります。
指定したトランザクション コーディネーターに新しいトランザクションを参加させることはできません。
原因
この動作は、分散トランザクション コーディネーター (DTS) サービスが無効になっている場合、またはネットワーク DTC アクセスが無効になっている場合に発生します。 既定では、Windows Server ではネットワーク DTC アクセスは無効になっています。
回避策
この動作を回避するには、両方のサーバーにネットワーク DTC アクセスをインストールします。
- [スタート] ボタン、[コントロール パネル] の順にクリックします。
- [ プログラムの追加と削除] をクリックし、[Windows コンポーネントの追加と削除 ] をクリック。
- Components ボックスApplication Serverをクリックし、 Detailsをクリックします。
- [ネットワーク DTC アクセスのを有効にする] チェック ボックスをオンにし、[
OK] をクリック 。 - [次へ] をクリックし、画面に表示される指示に従ってインストール プロセスを完了します。
- 分散トランザクション コーディネーター サービスを停止してから再起動します。
- 分散トランザクション (Microsoft SQL Server や Microsoft Message Queue Server など) に参加するすべてのリソース マネージャー サービスを停止してから再起動します。