5/23に「データの保護と回復」をテーマにセッションをお話させていただきました。5/24が実は社員総会があって、同僚のエバンジェリストがデモに登壇する状況だったので控え室でカメラマンやったりと忙しく動き回っていましたのでブログが今日になってしまいました。ちなみに社員総会のデモの一つは System Center Capacity Planner 2006 を上司に勧めた関係もあって5/23は寝不足のまま結構遅くまで新宿オフィスで頑張っちゃいました。
さてMMSのセッションですが、Virtual Server 上のデモがきちんと動かず、System Center Data Protection Manager 2006 (DPM)の真価を十分にお伝えできなかったと反省しております。米国 San Diegoで行われたMMS2006のDSIとIOMの「大きなメッセージ」はお伝えできたかなと振り返っております。再戦の機会をいただける日を胸にグッと溜めておきます。
さて、テープのテクノロジーも世代進化していっているので何年か経つとまた変わる可能性があるのかもしれませんが、今はデータをバックアップするのであればやはりHDDの安価なものをうまく利用するのが得策ですよね。巻き戻しとかが無い、HDDのアクセススピードで戻せるのは計画時間が結構厳しい時間帯にバックアップを放り込んだりすることが今までは考えられませんでしたが可能になりますしね。おまけにファイルサーバーとDPMの間ではログ処理が行われるので転送量が抑えられるメリットもあります。中央でバックアップをするソリューションにもいいという訳です。おまけにネットワークが切れてもログベースなので回復すると粛々といつも作業をしてくれます。
また、Windows Server 2003のシャドウコピー(そのサーバーにあるデータの保護)あるいはDPM(Windows 2000を含む 他のファイルサーバー群のデータ保護、AD必須)を使ってユーザーが自分で管理者が仕掛けた何世代かのスナップショットからGUIで戻せるセルフ機能もかなり米国ではウケているようです。製品の紹介ビデオなんかでは週40時間の内18時間セーブできて他の仕事に割けるようになったというような話も出るほどです。それと保護対象のサーバーにエージェントが必要なんですが、Pushでインストールを送り出すことができます。
それとセッションでお話できなかった点があって本当に後悔してますが、DPMをプリインストールで搭載しているサーバー機器が登場しています。DPMのページの新着情報をご覧ください。
お金をかけて災害対策しているメインフレームとか基幹システムでも使えるソリューションですが、皆さんの身近なファイルサーバー、自信を持って復旧できる状態ですか? ファイルサーバーに案外ユーザー視点では再作成に時間のかかる大事なものが保護されずに置いてありませんか? 外人の問いかけみたいですが、本気でここ重要だと思ってます。
セールスじゃなく、本当にDPMのコンセプトはいいと思います。是非 一度ご覧ください。マイクロソフトが社内で実装している具体的なサーバーの規模や構成なんかがわかる PDFもの と ケーススタディのWord文書 がありますのでご参考まで。