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FindPreviousFrame 関数

FindPreviousFrame 関数は、フィルターに一致する現在のキャプチャ コンテキスト内の前のフレームを検索します。

構文

HFRAME WINAPI FindPreviousFrame(
   HFRAME    hCurrentFrame,
   LPSTR     ProtocolName,
   LPADDRESS DestinationAddress,
   LPADDRESS SourceAddress,
   LPWORD    ProtocolOffset,
   DWORD     OriginalFrameNumber,
   DWORD     LowestFrame
);

パラメーター

hCurrentFrame

フレームへのハンドル。

ProtocolName

プロトコル名 (TCP など)。

DestinationAddress

検索対象のフレームの宛先アドレス。

SourceAddress

検索対象のフレームのソース アドレス。

ProtocolOffset

プロトコル オフセットを受け取る WORD へのポインター。

OriginalFrameNumber

検索の開始点。 既定では、この関数は OriginalFrameNumber の開始点から後方 1,000 フレームを検索します。 この行を \Network Monitor ディレクトリにある Nmapi.ini ファイルに追加することで、検索バック距離を変更できます。

MAXLOOKBACK=<新しいルックバック距離>

LowestFrame

検索されるキャプチャ内の最小フレーム番号。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は前のフレームへのハンドルです。

関数が成功しなかった場合、戻り値は NULL になります

解説

キャプチャ フィルターは、主に ProtocolName によって定義されます。これは、唯一必要なフィルター入力です。 DestinationAddressSourceAddress の情報を追加して、キャプチャ速度を向上させることができます。

ProtocolOffset が呼び出し元のパーサーに返されます。これにより、フレームをロックして (ParserTemporaryLockFrame を使用して) 返されるポインターにこの DWORD が追加され、検索対象のプロトコルの LPBYTE が取得されます。 返されると、フィルターを渡した HFRAME がパーサーに渡されます。 パーサーがフレームが求められているフレームではないことを検出した場合、パーサーはこの HFRAME を FindPreviousFrame 関数に戻して次のフレームを取得できます。 必須ではない送信元アドレスと宛先アドレスを NULL として渡すことができます。 これらのアドレスを使用する場合は、MAC の種類だけでなく、ADDRESS_TYPE_IPの種類にすることもできます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
ヘッダー
Netmon.h
ライブラリ
Nmapi.lib
[DLL]
Nmapi.dll