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ディスプレイ接続と構成の実装

ディスプレイ ドライバーの開発者と OEM は、ディスプレイの接続および構成 (CCD) インターフェイスを使用して、デスクトップ ディスプレイのセットアップをより詳細に制御できます。 CCD インターフェースは、以下で構成されます。

  • ユーザー モード ドライバー (UMD) と OEM アプリケーションが呼び出すことができる一連のユーザー モード API。 ディスプレイ・コントロール・パネル、ホット・キー、およびホット・プラグ検出 (HPD) マネージャーは、CCD API を使用できます。 OEM は、プライベート ドライバー エスケープを使用する代わりに、付加価値アプレットに CCD API を使用できます。

  • カーネル モード表示ミニポート ドライバー (KMD) は、カーネル モード DDI を呼び出すことができます。

CCD API には、次の機能があります。

  • 現在接続されているディスプレイから可能な表示パスを列挙します。

  • 1 回の関数呼び出しで、接続されているすべてのディスプレイのトポロジ (複製と拡張など)、レイアウト情報、解像度、向き、および縦横比を設定します。 1 回の関数呼び出しのみで、画面フラッシュの数が減ります。

  • 永続化データベースに設定を追加または更新します。

  • データベースに保存されている設定を適用します。

  • 最適な表示設定を適用するには、最適なモード ロジックを使用します。

  • 接続されたディスプレイに最適なトポロジを適用するには、最適なトポロジ ロジックを使用します。

  • 強制出力を開始または停止します。

  • OEM ホット キーでオペレーティング システム永続化データベースを使用できるようにします。

CCD API は、次のタスクを処理できません。

  • Windows 7 より前のデスクトップ ディスプレイのセットアップを制御するために、ハードウェア ベンダーが以前に提供した API セットとプライベート ドライバー エスケープを置き換えます。

  • プライベート データを KMD に渡します。

  • モニターコントロール API のセットを提供します。

  • EDID、DDCCI などのモニター機能に対してクエリを実行します。

  • CCD API が永続性データベースから取得する設定を一意に識別するためのコンテキスト ID を指定します。

CCD API を使用すると、呼び出し元はディスプレイを取得および設定できますが、特定のパスで使用可能なソース モードを列挙する機能は提供されません。 Windows 7 より前に存在していた API では、この機能が既に提供されています。