VSPackage を読み込む

VSPackage は、機能が必要な場合にのみ Visual Studio に読み込まれます。 たとえば、VSPackage は、VSPackage で実装されるプロジェクト ファクトリまたはサービスが Visual Studio で使用されるときに読み込まれます。 この機能は遅延読み込みと呼ばれ、パフォーマンス向上のために可能な場合は常に使用されます。

VSPackage は、ソリューションを開いたときなど、特定のユーザー インターフェイス (UI) コンテキストで自動読み込みするように設定できます。 このコンテキストは ProvideAutoLoadAttribute 属性で設定されます。

特定のコンテキストで VSPackage を自動読み込みする

• VSPackage 属性に ProvideAutoLoad 属性を追加します。

  [DefaultRegistryRoot(@"Software\Microsoft\VisualStudio\14.0")]
  [PackageRegistration(UseManagedResourcesOnly = true)]
  [ProvideAutoLoad(UIContextGuids80.SolutionExists)]
  [Guid("00000000-0000-0000-0000-000000000000")] // your specific package GUID
  public class MyAutoloadedPackage : Package
  {. . .}
  

  UI コンテキストとその GUID 値の一覧については、UIContextGuids80 の列挙型フィールドを参照してください。

• Initialize メソッドにブレークポイントを設定します。

• VSPackage をビルドし、デバッグを開始します。

• ソリューションを読み込むか、作成します。

  VSPackage が読み込まれ、ブレークポイントで停止します。

VSPackage を強制的に読み込む

状況によっては、VSPackage で別の VSPackage を強制的に読み込むことが必要な場合もあります。 たとえば、CMDUIContext として使用できないコンテキストで、軽量な VSPackage がより大きな VSPackage を読み込む場合があります。

LoadPackage メソッドを使用して、VSPackage を強制的に読み込むことができます。

• 別の VSPackage を強制的に読み込む VSPackage の Initialize メソッドに、次のコードを挿入します。

  IVsShell shell = GetService(typeof(SVsShell)) as IVsShell;
  if (shell == null) return;
  
  IVsPackage package = null;
  Guid PackageToBeLoadedGuid =
      new Guid(Microsoft.PackageToBeLoaded.GuidList.guidPackageToBeLoadedPkgString);
  shell.LoadPackage(ref PackageToBeLoadedGuid, out package);
  
  

  VSPackage が初期化されるとき、PackageToBeLoaded を強制的に読み込みます。

  VSPackage 通信には強制読み込みを使用しないでください。 代わりに、サービスの使用および提供を使用してください。

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