このインターフェイスは、特定のドキュメントに関連付けられているプロパティを作成するときに、デバッグ エンジン (DE) によってセッション デバッグ マネージャー (SDM) に送信されます。
構文
IDebugPropertyCreateEvent2 : IUnknown
実装側の注意
このインターフェイスは、プロパティが作成されたことを報告するために DE によって実装されます。 IDebugEvent2 インターフェイスを、このインターフェイスと同じオブジェクトに実装する必要があります。 IDebugEvent2 インターフェイスにアクセスするために SDM によって QueryInterface が使用されます。 このインターフェイスは、読み込みまたは作成されたスクリプトに関連付けられたプロパティを DE で作成した場合、およびそのスクリプトを IDE に表示する必要がある場合に実装されます。
呼び出し元に関する注意事項
このイベント オブジェクトは、プロパティが作成されたことを報告するために、DE によって作成および送信されます。 このイベントは、SDM がデバッグ中のプログラムにアタッチされたときに提供される IDebugEventCallback2 コールバック関数を使用して送信されます。
Vtable 順序のメソッド
IDebugPropertyCreateEvent2 インターフェイストのメソッドを次の表に示します。
| メソッド | 説明 |
|---|---|
| GetDebugProperty | 新しいプロパティを取得します。 |
解説
プロパティに特定のドキュメントまたはスクリプトが関連付けられている場合、DE では、[スクリプト ドキュメント] ウィンドウをドキュメントの名前で更新するために、このイベントを SDM に送信することができます。 SDM では、引数 guidDocument を指定して GetExtendedInfo を呼び出して、IUnknown ポインターを含む VARIANT を取得します。 SDM では、このポインターの QueryInterface を呼び出して、[スクリプト ドキュメント] ウィンドウの更新に使用される IDebugDocument2 インターフェイスを取得します。
要件
ヘッダー: msdbg.h
名前空間: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop
アセンブリ: Microsoft.VisualStudio.Debugger.Interop.dll