すべての ClickOnce アプリケーションを実行するには、コンピューターに正しいバージョンの .NET Framework がインストールされている必要があります。多くのアプリケーションにも他の前提条件があります。 ClickOnce アプリケーションを発行するときに、アプリケーションと共にパッケージ化する一連の前提条件コンポーネントを選択できます。 インストール時に、前提条件ごとにチェックが実行され、それが既に存在するかどうかを判断します。そうでない場合は、ClickOnce アプリケーションをインストールする前にインストールされます。
パッケージ化と公開の前提条件の代わりに、コンポーネントのダウンロード場所を指定することもできます。 たとえば、発行するすべてのアプリケーションに前提条件を含めるのではなく、すべての前提条件のインストーラーを含む一元化されたファイル共有または Web の場所を使用できます。インストール時には、その場所からコンポーネントがダウンロードされてインストールされます。
重要
最初の ClickOnce アプリケーションを発行する前に、前提条件のインストーラー パッケージを開発用コンピューターに追加する必要があります。 詳細については、「 方法: ClickOnce アプリケーションに前提条件を含める」を参照してください。
前提条件は、[前提条件] ダイアログ ボックスで管理され、プロジェクト デザイナーの [発行] ウィンドウからアクセスできます。
注
事前に定義された前提条件の一覧に加えて、独自のコンポーネントを一覧に追加できます。 詳細については、「ブートストラップ パッケージの作成」を参照してください。
ClickOnce アプリケーションと共にインストールする前提条件を指定するには
ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを選択した状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。
注
ClickOnce for .NET Core 3.1 および .NET 5 以降では、発行ウィザードとプロジェクト デザイナーの [発行] ページではなく、発行ツールを使用して配置プロパティを設定します。 詳細については、「ClickOnce と ClickOnce for .NET を使用した .NET Windows アプリケーションの配置」を参照してください。
[ 発行 ] ウィンドウを選択します。
[ 前提条件 ] ボタンをクリックして、[ 前提条件 ] ダイアログ ボックスを開きます。
[ 前提条件 ] ダイアログ ボックスで、[ 前提条件コンポーネントをインストールするためのセットアップ プログラムの作成 ] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
[ 前提条件 ] の一覧で、インストールするコンポーネントを確認し、[OK] をクリック します。
選択したコンポーネントがパッケージ化され、アプリケーションと共に公開されます。
前提条件として別のダウンロード場所を指定するには
ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを選択した状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。
[ 発行 ] ウィンドウを選択します。
[ 前提条件 ] ボタンをクリックして、[ 前提条件 ] ダイアログ ボックスを開きます。
[ 前提条件 ] ダイアログ ボックスで、[ 前提条件コンポーネントをインストールするためのセットアップ プログラムの作成 ] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
[ 前提条件のインストール場所の指定 ] セクションで、 次の場所から [前提条件のダウンロード] を選択します。
ドロップダウン リストから場所を選択するか、URL、ファイル パス、または FTP の場所を入力して、[OK] をクリック します。
注
指定したコンポーネントのインストーラーが、指定した場所に存在することを確認する必要があります。