このチュートリアルでは、Windows Communication Foundation (WCF) サービスを作成してテストし、.NET Framework Windows フォーム アプリケーションからアクセスする方法について説明します。
注
あなたのコンピューターでは、この記事中の Visual Studio のユーザーインターフェイス要素の名前や場所が異なる場合があります。 別のエディションの Visual Studio または異なる環境設定を使用している場合があります。 詳細については、「IDEのカスタマイズ」を参照してください。
前提条件
Windows Communication Foundation コンポーネントがインストールされている Visual Studio。 インストールするには:
- Visual Studio インストーラー アプリを開くか、Visual Studio メニューから [ツール>Get Tools and Features] を選択します。
- Visual Studio インストーラーで、変更する Visual Studio のバージョンの横にある [変更] を選択します。
- [個々のコンポーネント] タブを選択し、[開発アクティビティ] で [Windows Communication Foundation] を選択します。
- [変更] を選択します。
詳細については、「 Visual Studio のワークロード、コンポーネント、言語パックの変更」を参照してください。
WCF サービスを作成する
Visual Studio で WCF サービスを作成するには、次の手順に従います。
Visual Studio で、メニューから [ファイル>新規作成>Project を選択します。
[ 新しいプロジェクトの作成 ] ページで、検索ボックスに 「WCF サービス ライブラリ 」と入力します。 WCF サービス ライブラリの C# または Visual Basic テンプレートを選択し、[次へ] を選択します。
ヒント
テンプレートが表示されない場合は、Visual Studio の Windows Communication Foundation コンポーネントのインストールが必要になる場合があります。 詳細については、「前提条件」を参照してください 。
[ 新しいプロジェクトの構成] ページで、設定を確認し、[ 作成] を選択します。
この手順では、テストしてアクセスできる動作する WCF サービスを作成します。 次の手順では、別のデータ型を使用するように既定のメソッドを変更する方法を示します。 実際のアプリケーションでは、独自の関数をサービスに追加することもできます。
ソリューション エクスプローラーで、作成したプロジェクトの種類に応じて、WCF サービス ライブラリ プロジェクトのIService1.csまたはIService1.vbをダブルクリックします。
以下の列を検索します:
value
パラメーターの型を文字列に変更します。このコード例では、
OperationContract
属性に注意してください。 この属性は、サービスによって公開されるすべてのメソッドに必要です。
ソリューション エクスプローラーで、Service1.csまたはService1.vbをダブルクリックします。
エディターで、次の行を見つけます。
次のように、
value
パラメーターの型を文字列に変更します。
WCF サービスをテストする
作成した WCF サービスをテストするには、次の手順に従います。
F5 キーを押してサービスを実行します。
WCF テスト クライアント フォームが表示され、サービスが読み込まれます。
IService1 で、GetData() メソッドをダブルクリックします。
[ GetData ] タブが [WCF テスト クライアント ] フォームに表示されます。
[GetData] タブの [要求] ボックスで、[値] フィールドを選択し、「Hello」と入力します。
[ 呼び出し ] ボタンを選択します。 [セキュリティ警告] ダイアログ ボックスが表示されたら、[OK] を選択します。
結果が [応答 ] ボックスに表示されます。
[ ファイル ] メニューの [ 終了 ] を選択してテスト フォームを閉じます。
WCF サービスにアクセスする
WCF サービスを作成してテストしたら、プロジェクトからそれを参照し、それを使用してクライアント アプリケーションを構築できます。
WCF サービスを参照する
プロジェクトから WCF サービスを参照するには、次の手順に従います。
[ ファイル>追加>新しいプロジェクトを選択します。
[ 新しいプロジェクトの追加 ] ウィンドウで、C# または Visual Basic Windows フォーム アプリ (.NET Framework) プロジェクトを選択します。 [ 次へ] を選択し、[ 作成] を選択してプロジェクトを作成します。
ソリューション エクスプローラーで、新しいプロジェクトのプロジェクト ノードを右クリックし、[追加>Service 参照] を選択します。
[ サービス参照の追加 ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[ 検出] を選択します。
[サービス] ウィンドウに Service1 が表示されます。
[ OK] を 選択してサービス参照を追加します。
クライアント アプリケーションをビルドする
WCF サービス参照を使用してクライアント アプリケーションをビルドするには、次の手順に従います。
ソリューション エクスプローラーで、Windows フォーム アプリでForm1.csまたはForm1.vbをダブルクリックします。
Windows フォーム デザイナーでフォームが開きます。
メニューから [表示>Toolbox] を選択してツールボックスを開くか、キーボードから Ctrl+Alt+X キーを押します。
ツールボックスから、TextBox コントロール、ラベル コントロール、および Button コントロールをフォームにドラッグします。
Button コントロールをダブルクリックし、
Click
イベント ハンドラーに次のコードを追加します。ソリューション エクスプローラーで、プロジェクト ノード (WindowsFormsApp1 など) を右クリックし、[スタートアップ プロジェクトとして設定] を選択します。
F5 キーを押してプロジェクトを実行します。 テキストを入力し、ボタンを選択します。 ラベルには、「あなたが入力した内容は:」と表示され、その後にテキストが続きます。