次の方法で共有


値の挿入クエリを作成する (Visual Database Tools)

適用対象:SQL Server

[値の挿入] クエリを使用して、現在のテーブルに新しい行を作成できます。 値の挿入クエリを作成するときは、次のように指定します。

  • 行を追加するデータベース テーブル。

  • コンテンツを追加するために選択された列。

  • 個々の列に挿入する値または式。

たとえば、次のクエリでは、タイトル、種類、発行元、および価格の値を指定して、titles テーブルに行を追加します。

INSERT INTO titles  
         (title_id, title, type, pub_id, price)  
VALUES   ('BU9876', 'Creating Web Pages', 'business', '1389', '29.99')  

[値の挿入] クエリを作成すると、[抽出条件] ペインが変更され、新しい行の挿入に使用できる唯一のオプション (列名と挿入する値) が反映されます。

注意

値の挿入クエリを実行する操作を元に戻すことはできません。 予防措置として、クエリを実行する前にデータをバックアップします。

値の挿入クエリを作成するには

  1. 更新するテーブルをダイアグラム ペインに追加します。

  2. クエリ デザイナーの メニューで [種類の変更] を選択し、[値の挿入 ] をクリックします。

    手記

    [値の挿入] クエリを開始するときに[ダイアグラム]ペインに複数のテーブルが表示されている場合は、[クエリおよびビュー デザイナー]に[値を挿入する対象テーブルの選択]ダイアログ ボックスが表示され、更新するテーブルの名前を入力するように求められます。

  3. [ダイアグラム] ペインで、新しい値を指定する各列のチェック ボックスをオンにします。 これらの列は抽出条件ペインに表示されます。 列は、クエリに追加した場合にのみ更新されます。

  4. 抽出条件ペインの 新しい値 列に、列の新しい値を入力します。 リテラル値、列名、または式を入力できます。 値は、更新する列のデータ型と一致する (または互換性がある) 必要があります。

    注意

    クエリおよびビュー デザイナーでは、値が挿入する列の長さに収まることを確認できません。 長すぎる値を指定すると、警告なしで切り捨てられる可能性があります。 たとえば、name 列の長さが 20 文字の場合、挿入値として 25 文字を指定すると、最後の 5 文字が切り捨てられる可能性があります。

値の挿入クエリを実行すると、結果ウィンドウに結果は報告されません。 代わりに、変更された行の数を示すメッセージが表示されます。

関連項目

サポートされているクエリの種類 (Visual Database Tools)
クエリとビューの設計方法に関するトピック (Visual Database Tools)
クエリを使用して基本的な操作を実行する (Visual Database Tools)