SQL Server または SQL Azure に接続する場合は、移行するターゲット データベースを指定する必要があります。 複数の Access データベースがある場合は、それらを複数の SQL Server データベース (またはスキーマ) または接続された Azure SQL データベース の複数のスキーマにマップできます。
SQL Server または Azure SQL データベースのスキーマ
SQL Server データベースでは、スキーマの概念を使用して、データベース内のオブジェクトを論理グループに分割します。 たとえば、ライブラリ データベースでは、書籍、オーディオ、ビデオという名前の 3 つのスキーマを使用して、ブック、オーディオ、ビデオの各オブジェクトを相互に分離できます。 既定では、Access データベースは、SQL Server のマスター データベースと dbo スキーマ、および SQL Azure の接続されたデータベースと dbo スキーマにマップされます。
各 Access データベースと SQL Server データベースとスキーマの間のマッピングをカスタマイズしない限り、SSMA では Access データベースに関連付けられているすべてのスキーマとデータを、マップされた既定のデータベースに移行します。
ターゲット データベースとスキーマの変更
SSMA を使用すると、各 Access データベースを SQL Server または Azure SQL データベース にマップできます。 次の手順では、データベースごとにマッピングをカスタマイズする方法について説明します。
ターゲット データベースとスキーマを変更するには
[Access メタデータ エクスプローラー] ウィンドウで、access-metadata を選択します。
スキーマ マッピングは、[データベース] ノードまたは任意のデータベース ノードを選択したときにも使用できます。 スキーマ マッピング リストは、選択したオブジェクトに合わせてカスタマイズされます。
右側のウィンドウで、[スキーマ マッピング] タブをクリックします。
アクセス データベース名とそれに対応する ssNoVersion または Sql Azure スキーマを含むテーブルが表示されます。 ターゲット スキーマは、2 つの部分からなる表記法で表されます (database.schema)。
カスタマイズするマッピングを含む行を選択し、[変更] をクリックします。
[ターゲット スキーマの選択] ダイアログ ボックスで、使用可能なターゲット データベースとスキーマを参照するか、テキスト ボックスにデータベースとスキーマ名を 2 つの部分からなる表記法 (database.schema) で入力し、[OK] をクリックします。
マッピングのモード
- SQL Server へのマッピング
ソース データベースを任意のターゲット データベースにマッピングできます。 既定では、ソース データベースは、SSMA を使用して接続したターゲット SQL Server データベースにマッピングされます。 マップされているターゲット データベースが SQL Server 上に存在しない場合は、「データベースやスキーマがターゲットの SQL Server メタデータに存在しません。同期中に作成されます。続行しますか?」 というメッセージが表示されます。[はい] をクリックします。 同様に、同期中に作成されるターゲット SQL Server データベースの下で、スキーマを存在していないスキーマにマップできます。
- SQL Azure へのマッピング
ソース データベースは、接続されたターゲット SQL Server データベースまたは接続されたターゲット SQL Server データベース内の任意のスキーマにマップできます。 接続されたターゲット データベースの下に存在していないスキーマにソース スキーマをマップすると、「スキーマはターゲット メタデータに存在しません。同期中に作成されます。続行しますか?」というメッセージが表示されます。[はい] をクリックします。
初期データベースとスキーマに戻す
Access データベースと SQL Server または Azure SQL データベース の間のマッピングをカスタマイズする場合は、SQL Server または SQL Azure に接続したときに指定したデータベースにマッピングを戻すことができます。
既定のデータベースとスキーマにリセットするには
- [スキーマ マッピング] タブで任意の行を選択し、[既定値にリセット] をクリックして、既定のデータベースとスキーマに戻します。
次の手順
移行プロセスの次の手順は、データベース オブジェクトの変換です