MFC では、スクロールするビューと、表示されるフレーム ウィンドウのサイズに合わせて自動的に拡大/縮小するビューが使用できます。 CScrollView クラスでは、どちらのビューもサポートされています。
スクロールと拡大/縮小の詳細については、『MFC リファレンス』の CScrollView クラスに関するトピックを参照してください。 スクロールの例については、「MFC サンプル SCRIBBLE」を参照してください。
さらに詳しくは次のトピックをクリックしてください
ビューのスクロール
ビューのスクロール拡大/縮小
ビューのスクロール
ドキュメントのサイズが大きすぎて、ビューに表示できないことはよくあります。 このような状況は、ドキュメントのデータが増加したり、ビューを囲むウィンドウがユーザーによって縮小されたりするために発生します。 その場合は、ビューのスクロールをサポートする必要があります。
ビューは、ビューのメンバー関数 OnHScroll と OnVScroll でスクロール バー メッセージを処理できます。 スクロール バー メッセージの処理は、これらの関数を自分で記述して実装するか、CScrollView クラスにスクロールを任せることで実現できます。
CScrollView は、次の処理を行います。
ウィンドウとビューポートのサイズとマップ モードの管理
スクロール バー メッセージに応じた自動的なスクロール
"ページ" のスクロール量 (スクロール バー シャフトがクリックされたとき) と "行" のスクロール量 (スクロール バーの矢印ボタンがクリックされたとき) は、プログラムで設定できます。 スクロール量の値は、ビューの性質に合わせて設定してください。 たとえば、グラフィック ビューでは 1 ピクセル単位でスクロールさせ、テキスト ドキュメントでは行の高さ単位でスクロールさせる設定ができます。
ビューの拡大/縮小
ビューのサイズをフレーム ウィンドウのサイズに自動的に合わせるときは、CScrollView を使用してスクロールではなく拡大/縮小を行います。 論理ビューは、ウィンドウのクライアント領域に正確に収まるように拡大または縮小されます。 拡大/縮小されたビューには、スクロール バーはありません。