複雑なユーザー インターフェイスを作成したり、マルチ ドキュメント インターフェイス (MDI) フォームを使用したりする場合は、コントロールと子フォームをレイヤー化する必要が生じることがよくあります。 グループのコンテキストで、コントロールとウィンドウを移動および制御するには、コントロールの z オーダーを操作します。 Z オーダーは、コントロールの視覚的な階層構造であり、フォームの z 軸 (奥行) に沿ってフォームに描かれます。 z オーダーのウィンドウは、ほかのすべてのウィンドウの上に重ねて、一番上に表示されます。 ほかのすべてのウィンドウは、z オーダーのウィンドウの下に重ねて表示されます。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
デザイン時にコントロールをレイヤー化するには
レイヤー化するコントロールを選択します。
[書式] メニューの [順序] をポイントし、[最前面へ移動] または [最背面へ移動] をクリックします。
プログラムによってコントロールをレイヤー化するには
BringToFront メソッドおよび SendToBack メソッドを使用して、コントロールの z オーダーを操作します。
たとえば、TextBox コントロール txtFirstName が別のコントロールの下に表示されている場合は、次のコードを使用して、一番上に表示します。
txtFirstName.BringToFront()
txtFirstName.BringToFront();
txtFirstName.BringToFront();
txtFirstName->BringToFront();
注意
Windows フォームでは、コントロール コンテインメントをサポートしています。 コントロール コンテインメントとは、コンテナーであるコントロールに、さまざまなコントロールが配置されている状態です。たとえば、GroupBox コントロールには、さまざまな RadioButton コントロールが含まれています。 このとき、コンテナーであるコントロールでコントロールをレイヤー化できます。 グループ ボックスを移動すると、中に含まれているコントロールも移動されます。