StretchBlt メンバー関数のビットマップ伸縮モードを設定します。
int SetStretchBltMode(
int nStretchMode
);
パラメーター
nStretchMode
新しいビットマップの伸縮モード。 次のいずれかの値になります。値
説明
BLACKONWHITE
除去するピクセルと残るピクセルのカラー値を使って論理 AND 演算を行います。 モノクロ ビットマップの場合は、白いピクセルを犠牲にして黒いピクセルを保存します。
COLORONCOLOR
ピクセルを削除します。 除去するピクセルの情報を保存せずに、ピクセルの全行を削除します。
HALFTONE
転送元四角形から転送先四角形のピクセルのブロックにピクセルを割り当てます。 転送先ブロックのピクセルの平均的な色は、転送元ピクセルに近い色になります。
HALFTONE 伸縮モードの設定後は、アプリケーションで Win32 関数 SetBrushOrgEx を呼び出して、ブラシの原点を設定してください。 ブラシの原点を設定しないと、ブラシの不整列が発生します。
STRETCH_ANDSCANS
Windows 95 または windows 98:同じBLACKONWHITE
STRETCH_DELETESCANS
Windows 95 または windows 98:同じCOLORONCOLOR
STRETCH_HALFTONE
Windows 95 または windows 98:同じハーフトーン。
STRETCH_ORSCANS
Windows 95 または windows 98:同じWHITEONBLACK
WHITEONBLACK
除去するピクセルと残るピクセルのカラー値を使って論理 OR 演算を行います。 モノクロ ビットマップの場合は、黒いピクセルを犠牲にして、白いピクセルを保存します。
戻り値
直前の伸縮モードを返します。 STRETCH_ANDSCANS、STRETCH_DELETESCANS、STRETCH_ORSCANS のいずれかです。
解説
ビットマップ伸縮モードは、関数を使って圧縮されたビットマップから情報を削除する方法を定義します。
BLACKONWHITE (STRETCH_ANDSCANS) と WHITEONBLACK (STRETCH_ORSCANS) モードは、通常モノクロ ビットマップでフォアグラウンド ピクセルを保存するのに使います。 COLORONCOLOR (STRETCH_DELETESCANS) モードは、通常カラー ビットマップで色を保存するのに使います。
HALFTONE モードは、ほかの 3 つのモードに比べて転送元のイメージに対する処理量が増します。そのため、ほかのモードより低速になりますが、生成されるイメージの品質は高くなります。 ブラシの不整列が起こらないように、HALFTONE モード設定後は、SetBrushOrgEx を呼び出します。
デバイス ドライバーの性能によっては、このほかの伸縮モードを利用できることもあります。
必要条件
**ヘッダー:**afxwin.h