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アプリケーション設定を使用する Windows フォーム アプリケーションの Visual Studio でのデバッグ

アプリケーション設定を使用する Windows フォーム アプリケーションは、通常、他の Windows フォーム アプリケーションと同じ方法でデバッグできます。 詳細については、「.NET Framework を使った Windows フォーム アプリケーションの作成 (C++)」を参照してください。

唯一の相違点は、ユーザー スコープのアプリケーション設定が関係することです。 既定では、Visual Studio で Windows フォーム アプリケーションをデバッグする場合、アプリケーションは VSHOST.exe というプロセスで起動されます。このプロセスは、自身を実行するための特別な環境を作成します。 この環境はデバッガーの外部でアプリケーションが実行されるときの環境とは正確には一致しないため、このような異なるコンテキストでは、アプリケーションは異なるユーザー スコープ設定を保持します。

たとえば、Value1 を既定値として使用する UserFormColor という名前のユーザー スコープの設定をアプリケーションが持つとします。 この場合、Visual Studio のデバッガーでアプリケーションを実行すると、アプリケーションはこの値を Value2 に変更します。 次に、Visual Studio デバッガーの外部である Windows デスクトップ上でアプリケーションを実行すると、この設定は Value1 になり、Value2 になりません。これは、Visual Studio によってアプリケーションのユーザー スコープの設定用に別のファイルが強制的に作成されるためです。

2 つの異なるコンテキストに対して 1 つのアプリケーション設定ファイルを使用する必要がある場合は、Visual Studio で VSHOST.exe を無効にできます。

参照

概念

アプリケーション設定の概要