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方法 : 追加のインストルメンテーション オプションを指定する

バイナリをインストルメントする方法には、Visual Studio 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) から行う方法と、コマンド ライン ツールを使用する方法があります。 IDE 内からバイナリをインストルメントする場合は、VSInstr ツールに追加のインストルメンテーション オプションを指定することで、インストルメンテーション中に収集されるデータの量を制御できます。 これらのオプションは、セッション レベルまたはターゲット レベルで使用できます。 たとえば、インストルメンテーション プロセスにおいて特定の関数を含めたり除外したりするには、ターゲット レベルで追加のインストルメンテーション オプションを使用します。

重要

プローブを挿入すると、必ず元のプログラムの動作がわずかに変化します。 この変化により、分析時にオーバーヘッドが発生します。 このオーバーヘッドの概算値を差し引いたとしても、マルチスレッド アプリケーションにおいてタイミング上の影響がわずかに残ります。 VSInstr ツール オプションを使用すると、プロファイリング中のデータ収集を制御できます。

追加のインストルメンテーション オプションを指定するには

  1. パフォーマンス エクスプローラーで、パフォーマンス セッションを選択します。次に、右クリックして [プロパティ] を選択します。

  2. [プロパティ ページ] で、[詳細] プロパティをクリックします。

  3. [追加インストルメンテーション オプション] ボックスにオプションを入力します。

    たとえば、プロファイル レベルを指定するには「/CONTROL:THREAD」と入力します。 オプションの完全な一覧については、VSInstr のトピックを参照してください。

  4. [OK] をクリックします。

参照

その他の技術情報

プロファイリング ツールのパフォーマンス セッションの構成

コマンド ラインからのプロファイリング ツールの使用