バイナリをインストルメントする方法には、Visual Studio 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) から行う方法と、コマンド ライン ツールを使用する方法があります。 IDE 内からバイナリをインストルメントする場合は、VSInstr ツールに追加のインストルメンテーション オプションを指定することで、インストルメンテーション中に収集されるデータの量を制御できます。 これらのオプションは、セッション レベルまたはターゲット レベルで使用できます。 たとえば、インストルメンテーション プロセスにおいて特定の関数を含めたり除外したりするには、ターゲット レベルで追加のインストルメンテーション オプションを使用します。
重要
プローブを挿入すると、必ず元のプログラムの動作がわずかに変化します。 この変化により、分析時にオーバーヘッドが発生します。 このオーバーヘッドの概算値を差し引いたとしても、マルチスレッド アプリケーションにおいてタイミング上の影響がわずかに残ります。 VSInstr ツール オプションを使用すると、プロファイリング中のデータ収集を制御できます。
追加のインストルメンテーション オプションを指定するには
パフォーマンス エクスプローラーで、パフォーマンス セッションを選択します。次に、右クリックして [プロパティ] を選択します。
[プロパティ ページ] で、[詳細] プロパティをクリックします。
[追加インストルメンテーション オプション] ボックスにオプションを入力します。
たとえば、プロファイル レベルを指定するには「/CONTROL:THREAD」と入力します。 オプションの完全な一覧については、VSInstr のトピックを参照してください。
[OK] をクリックします。