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方法 : 収集方法を選択する

Visual Studio プロファイリング ツールは、サンプリング、インストルメンテーション、並行性という 3 種類のパフォーマンス データの収集方法をサポートします。 また、サンプリングまたはインストルメンテーションのメソッドを使用すると、.NET のメモリの割り当てデータ、および有効期間に関するデータを収集できます。

パフォーマンス セッションの "メソッド" プロパティを使用して、アプリケーションに最適な収集方法を指定できます。 パフォーマンス ウィザード、パフォーマンス エクスプローラー、またはパフォーマンス セッションのプロパティ ページから、収集方法を設定できます。 コマンド ライン ツールを使用する場合の詳細については、「コマンド ラインからのプロファイリング ツールの使用」を参照してください。

パフォーマンス ウィザード

パフォーマンス ウィザードを使用して収集方法を選択するには

  • ウィザードの最初のページでは、次のいずれかのオプションを選択します。

オプション

説明

[CPU サンプリング]

最初の分析、および CPU 使用率の問題の分析に有効なアプリケーションの統計情報を収集します。

[インストルメンテーション]

焦点を絞った分析、および入力/出力パフォーマンスの問題の分析に有効な、詳細なタイミング データを収集します。

[.NET メモリ割り当て]

サンプリング プロファイリング方式を使用して、.NET Framework メモリ割り当てデータを収集します。

Concurrency

マルチスレッド アプリケーションおよびマルチプロセス アプリケーションの分析に有効な、数値リソースの競合データ、プロセス、およびスレッド実行データを収集します。 [並行性] を選択する場合、次のオプションの 1 つ以上を選択する必要があります。

  • [リソース競合データを収集] は、競合イベントの数値データを収集します。

  • [マルチスレッド アプリケーションの動作を視覚化] は、スレッドおよびプロセス実行データを収集します。 このオプションは、ASP.NET アプリケーションをプロファイリングするときは使用できません。

パフォーマンス エクスプローラー

パフォーマンス エクスプローラーを使用して収集方法を選択するには

  1. パフォーマンス エクスプローラーのツール バーで、[メソッド] ボックスの一覧の横にある矢印をクリックします。

  2. 目的の収集方法をクリックします。

パフォーマンス セッションのプロパティ ページ

パフォーマンス セッションのプロパティを使用してサンプリングまたはインストルメンテーションのメソッドを選択するには

  1. パフォーマンス エクスプローラーで、パフォーマンス セッションを選択します。

    パフォーマンス セッション ファイル名には、.psess 拡張子が付いています。

  2. パフォーマンス セッションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. [プロパティ ページ] で、[全般] をクリックします。

  4. 目的の収集方法をクリックします。

パフォーマンス セッションのプロパティを使用して .NET メモリ データの収集を選択するには

  1. パフォーマンス エクスプローラーで、パフォーマンス セッションを選択します。

    パフォーマンス セッション ファイル名には、.psess 拡張子が付いています。

  2. パフォーマンス セッションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  3. [プロパティ ページ] で、[全般] をクリックします。

  4. [サンプリング] または [インストルメンテーション] をクリックします。

  5. [.NET オブジェクトの割り当て情報を収集] をクリックして、.NET Framework オブジェクトの割り当てのサイズと数を収集します。

  6. (省略可能) [.NET オブジェクトの有効期間情報も収集] をクリックして、オブジェクト メモリを再要求するガベージ コレクションのジェネレーションに関するデータを収集します。

    .NET メモリ データを収集するときに使用できるその他のオプションについては、「.NET メモリの割り当ておよび有効期間データの収集」を参照してください。

パフォーマンス セッションのプロパティを使用して並行性データの収集を選択するには

  1. パフォーマンス エクスプローラーで、パフォーマンス セッションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [プロパティ ページ] で、[全般] をクリックします。

  3. [並行性] をクリックします。

  4. 次のいずれかまたは両方のオプションを選択します。

    • [リソース競合データを収集]: 競合イベントの数値データを収集します。

    • [マルチスレッド アプリケーションの動作を視覚化]: スレッドおよびプロセス情報の実行データを収集します。 このオプションは、ASP.NET アプリケーションをプロファイリングするときは使用できません。

    並行性データを収集するときに使用できるその他のオプションについては、「スレッドおよびプロセスの同時実行データの収集」を参照してください。

参照

概念

プロファイリング ツールのサンプリング データ値について

パフォーマンス セッションのプロパティ

その他の技術情報

プロファイリング ツールのパフォーマンス セッションの構成