更新 : 2010 年 7 月
データ ソース構成ウィザードを使用すると、Access データベースのデータに Visual Studio アプリケーションを簡単に接続できます。 ウィザードが完了すると、データが [データ ソース] ウィンドウで利用できるようになり、Windows フォームにドラッグできます。 詳細については、「ローカル データの概要」を参照してください。 ローカル データ ファイル内のデータに接続する場合は、Visual Studio のプロジェクト システムによるローカル データ ファイルの管理方法を理解している必要があります。 詳細については、「方法 : プロジェクトでローカル データ ファイルを管理する」を参照してください。
注意
実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。
このチュートリアルでは、以下のタスクを行います。
新しい Windows アプリケーション プロジェクトを作成します。
データ ソース構成ウィザードを使用して、Northwind データベースの Customers テーブルと Orders テーブルに基づきアプリケーションにデータセットを作成して構成します。
必須コンポーネント
このチュートリアルを完了するための要件は次のとおりです。
- Northwind サンプル データベースの Access ファイル (northwind.mdb) にアクセスします。 詳細については、「方法 : サンプル データベースをインストールする」を参照してください。
プロジェクトの作成
新しい Windows アプリケーション プロジェクトを作成するには
[ファイル] メニューで新しいプロジェクトを作成します。
[Windows アプリケーション] をクリックし、[OK] をクリックします。 詳細については、「Windows ベースのアプリケーションの作成」を参照してください。
プロジェクトが作成されてソリューション エクスプローラーに追加されます。
データセットの作成
データ ソース構成ウィザードを実行して、データセットを作成します。
データセットを作成するには
[データ] メニューの [データ ソースの表示] をクリックします。
[データ ソース] ウィンドウで、[新しいデータ ソースの追加] をクリックします。
[データ ソースの種類を選択] ページで、[データベース] をクリックします。 [次へ] をクリックします。
[データベース モデルの選択] ページで、[データセット] をクリックします。 [次へ] をクリックします。
[データ接続の選択] ページで、[新しい接続] を選択して新しいデータ接続を構成します。
[接続の追加] ダイアログ ボックスで、Northwind.mdb データベース ファイルのパスを入力するか、[参照] をクリックして Northwind.mdb ファイルを見つけます。 Northwind.mdb ファイルのコピーを取得する方法については、「方法 : サンプル データベースをインストールする」を参照してください。 [OK] をクリックします。
注意
[データ ソース] が [Microsoft Access データベース ファイル (OLE DB)] でない場合は、[変更] をクリックして [データ ソースの変更] ダイアログ ボックスを開き、この値に変更します。
[データ接続の選択] ページで [次へ] をクリックします。
[アプリケーション構成ファイルに接続文字列を保存] ページで、[次へ] をクリックします。
[データベース オブジェクトの選択] ページの [テーブル] ノードを展開します。
Customers テーブルと Orders テーブルを選択し、[完了] をクリックします。
プロジェクトに NorthwindDataSet が追加され、[データ ソース] ウィンドウに Customers テーブルと Orders テーブルが表示されます。
セキュリティ
機密情報 (パスワードなど) を格納すると、アプリケーションのセキュリティに影響を及ぼすことがあります。 データベースへのアクセスを制御する方法としては、Windows 認証 (統合セキュリティとも呼ばれます) を使用する方が安全です。 詳細については、「接続情報の保護 (ADO.NET)」を参照してください。
次の手順
データセットが [データ ソース] ウィンドウで利用できるようになります。
アプリケーションに機能を追加するには
[データ ソース] ウィンドウの項目を選択し、フォームにドラッグします。 詳細については、「Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド」を参照してください。
データセット デザイナーでデータ ソースを開き、データセットを構成するオブジェクトを追加または編集します。
データセット内のデータ テーブルの ColumnChanging イベントまたは RowChanging イベントに検証ロジックを追加します。 詳細については、「データセットのデータの検証」を参照してください。
参照
概念
Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
---|---|---|
2010 年 7 月 |
「データセットを作成するには」の手順を修正。 |
カスタマー フィードバック |