方法 : Visual Basic でクリップボードから読み込む

クリップボードは、テキストやイメージなどのデータの格納に使用できます。 クリップボードはすべてのアクティブ プロセスが共有しているので、プロセス間でのデータの転送に使用できます。 My.Computer.Clipboard オブジェクトを使用すると、クリップボードに簡単にアクセスでき、読み込みおよび書き込みを実行できます。 クリップボードから読み込むデータの種類に応じて、GetText、GetImage、GetData、GetAudioStream、および GetFileDropDownList の各メソッドを使用できます。

クリップボードからデータを取得できない場合、ExternalException がスローされます。

クリップボードからテキストを読み込んで表示するには

• My.Computer.Clipboard.GetText メソッドを使用してテキストを読み込みます。 次のコードでは、テキストを読み込み、メッセージ ボックスに表示します。 この例が正しく動作するためには、クリップボードにテキストが格納されている必要があります。

  MsgBox(My.Computer.Clipboard.GetText())
  

  このコードの例は、IntelliSense コード スニペットとしても利用できます。 コード スニペット ピッカーでは、これは [Windows Forms Applications] の [Clipboard] にあります。 詳細については、「方法 : IntelliSense コード スニペットを挿入する」を参照してください。

クリップボードからイメージを読み込むには

• My.Computer.Clipboard.GetImage メソッドを使用して、クリップボードからイメージを読み込みます。 次のコードでは、クリップボードからイメージを読み込んで、 Button1 の Image プロパティに割り当てます。 この例が正しく動作するためには、クリップボードにイメージが格納されていて、Button1 という名前のボタンがある必要があります。

  Button1.Image = My.Computer.Clipboard.GetImage()
  

  このコードの例は、IntelliSense コード スニペットとしても利用できます。 コード スニペット ピッカーでは、これは [Windows Forms Applications] の [Clipboard] にあります。詳細については、「方法 : IntelliSense コード スニペットを挿入する」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : Visual Basic でクリップボードに書き込む

方法 : クリップボードに格納されているファイルの種類を Visual Basic で判断する

参照

ClipboardProxy