プロジェクトの出力ファイルにおけるセクションに対するアクセス指定子である 1 つ以上の definitions のセクションを導入します。
SECTIONS
definitions
解説
各定義は、それぞれ別の行に記述する必要があります。 SECTIONS キーワードを記述する場所は、最初の定義と同じ行でもその前の行でもかまいません。 .def ファイルには、複数の SECTIONS ステートメントを記述できます。
この SECTIONS ステートメントは、イメージ ファイル内の 1 つ以上のセクションに対して属性を設定し、各種のセクションに対する既定の属性をオーバーライドするために使用できます。
definitions の書式は次のとおりです。
.section_name specifier
.section_name はプログラム イメージ内のセクションの名前であり、specifier は次に示すアクセス修飾子の任意の組み合わせです。
修飾子 |
説明 |
---|---|
EXECUTE |
実行可能なセクションです。 |
READ |
データの読み取り操作を有効にします。 |
SHARED |
イメージを読み込んだすべてのプロセス間でセクションを共有します。 |
WRITE |
データの書き込み操作を有効にします。 |
指定子の名前はスペースで区切ります。 次に例を示します
SECTIONS
.rdata READ WRITE
キーワード SECTIONS は、definitions セクションの先頭に置きます。 個々の definition は、それぞれ別の行に記述します。 SECTIONS キーワードを記述する場所は、最初の definition と同じ行でもその前の行でもかまいません。 .def ファイルには、複数の SECTIONS ステートメントを記述できます。 キーワード SEGMENTS の代わりに、SECTIONS キーワードを使用することもできます。
サポートされている Visual C++ の旧バージョン :
section [CLASS 'classname'] specifier
キーワード CLASS は互換性のためにサポートされているもので、実際は無視されます。
コマンド ラインで各セクションの属性を指定するには、/SECTION を使用します。